常時接続時代のインターネット電話アダプタ
対向設置で電話料金がゼロに
NOTASIP TA 「ODN-318」(1/3) 。
常時接続になればVoIPもより現実化する
ODN-318の全景。大きさは、160(W)×200(D)×37(H) mm、重さは 470g。なお、この他に電源アダプタ(720g)が同梱されている。
VoIP(Voice over IP)は、IPを利用して音声通信を可能にするテクノロジだ。いままで、電話回線を使ってインターネットを楽しんできた流れとは、まったく逆のアプローチになる。ケーブルやADSL、FTTHといったインターネットアクセス回線が登場することで、そのインターネットアクセス回線に音声を流し、電話としても利用できるというものである。常時接続の固定IPアドレス時代になれば、現実的なテクノロジとして我々の前にやってくる。
今でも、「インターネット電話」といわれるものが、どんどん登場している。インターネットを使うことで、無料の電話が使える、もしくは安価な料金で電話が使えるというものだが、過渡期の現在では、NTT網の固定電話にダイアルすることが主となる。また、PC-PCのインターネット電話も登場しているが、あくまでもPCを立ち上げて、PC経由で利用するというアプローチだ。今までの電話感覚で使え、しかもインターネットを使うことで通話料金を無料にするというのが、NOTASIP-TA装置のODN-318になる。
電話回線を使わずに、IP-IPで接続する
前面には、POWERとSTATUSを表示するLEDのみ。
ODN-318は、これまでのPOTS回線用電話機を使って電話をする。そういう点では、PCを使ったインターネット電話よりも利用するときの違和感が少ない。数あるPOTS電話機を利用できるため、コードレス電話機も利用できれば、留守番電話も利用できる。
NOTASIP-TAは、「NOTASIP」というIPフォンプロトコル専用のTAだ。NOTASIP-TAを通すことで、IPフォンプロトコルをコーデック後、POTSインターフェイスに変換して通
常の電話機で利用できるようになる。「TA」と書くと、「ISDN用TA」を思い浮かべやすいが、ここでいう「TA」は、本来の意味である「Terminal
Adapter」の意味を持つ。つまり、NOTASIP-TAは、「回線用としてEthernetインターフェイスを持ち、POTS電話機をつなげるためのPOTSインターフェイスをもったTA」ということになる。POTS-TAをEThernetと電話機につなげれば、電話機を使ってIPフォンが利用できるということになる。
2つめの特徴は、「IPを回線として利用する」という点だ。つまり、NOTASIPプロトコルではこれまでの固定電話機に電話をするのではなく、あくまでも相手先のNOTASIP-TAのIPアドレスにインターネットを使って電話をするという形になる。既存の電話回線網とインターネット網が混在している現在では、非常に不便な構造に思えるが、インターネット常時接続の時代になってくると話が変わってくる。インターネットにつながっていることがごく普通
になり、固定したIPアドレスが利用できるのであれば、なにも電話料金を支払って電話回線を使って電話をかける必要はない。互いにNOTASIPプロトコルをコーデックできる環境にある利用者同士ならば、インターネットを回線として使えるため、音声通
話が無料で利用できる。今後、NOTASIP対応機器が増えれば増えるほど、無料で通
話できる相手が増えるわけだ。