カプコンは、PC版の「ロストプラネット」を7月12日(木)に発売すると決定。また、マイクロソフトは「Games for Windows - LIVE」の国内サービスを5月25日(金)より開始すると発表した。どちらもXbox発のコンテンツであり、これまでにマイクロソフトが提唱していたクロスプラットフォーム化が具体的に進行することとなる。
Xboxシリーズのオンラインコミュニティは、基本的にアクションゲームから成り立っている。「Xbox Live」を踏襲する「Games for Windows - LIVE」プレイヤーはそれぞれ「ゲーマー タグ」を持っており、互いにコミュニケーションを取ることが可能。手軽に楽しめるアクションゲーム+コミュニティという図式は、現在オンラインゲームが模索しているカジュアルゲームのそれである。アクションゲームのコミュニティは繋がりが希薄になるといわれるが、希薄な繋がりにも、それなりのメリットがある。気軽に楽しめるから「カジュアル」ゲームなのであり、そこでのコミュニティで濃密な人間関係のトラブルに巻き込まれたとしたなら本末転倒というものだろう。カジュアルにゲームを楽しむことと、コミュニティを楽しむことは両立しうる。ゲームごとにコミュニティを渡り歩くという楽しみ方は、決して否定されるべきものではない。プレイ時間=コミュニティの濃密さ=プレイヤーの土着度の高さという図式から解き放たれることで、ゲームの幅は大きく広がることとなるだろう。
オンラインゲームにはコミュニティが不可欠だが、ゲーム自体の出来は無視できるものではない。今回の「Games for Windows - LIVE」のサービス開始は、「カジュアルに楽しむゲーム」というスタイルに、マイクロソフトがコンテンツ力を引っさげてやってくるという一つの事件である。「Games for Windows - LIVE」では、世界中でヒットを飛ばした「Halo2」の移植版である「Microsoft Halo2 for Windows Vista」の発売が決定しているが、今後も高品質のコンテンツを投入してくることが予想される。家庭用ゲームという、厳しい市場をくぐり抜けたゲームで勝負をかけるという今回の戦略は、まぎれもなく王道である。日本が特殊市場であるのか、それとも海外の常識が通じる市場であるのか、「Games for Windows - LIVE」の日本での反響が期待される。