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★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
オンラインゲーム一週間「プレイヤーを襲うさまざまな『想定外』」
3月30日
(c)2006-2007 NETTS Corporation. All Rights Reserved. COPYRIGHT 2004 EYA INTERACTIVE CO., LTD ALL RIGHTS RESERVED.
 気温が上がったり下がったりと忙しい3月最終週は、図らずも想定外の出来事に関するニュースが集まってしまった。

 「墨香オンライン」改め「Feats of Arms」は、2007年4月からスタート予定だった改題後のサービスを、2007年5月からに延期すると発表した。「墨香オンライン」は、韓国版とのバージョン統合に伴いサービスが一時停止されていたが、その再開時期が1ヶ月延期されたというわけだ。既存のプレイデータを全て消去した上での延期だけに、プレイヤーの間では、不安の声も上がっている模様。遅れないのがベストではあるが、延期が決定されてしまった以上、必要になるのはプレイヤーへの説明であろう。これはネットゲームの世界に限らないが、トラブルというのは実は顧客の心を掴む最大のチャンスでもある。ここでしっかりとした対応が取れれば「熱心な顧客」という無形の財産を掴むことができるのだ。プレイデータが消去されているということは、元プレイヤーたちを引き留める力が大きく弱まったということでもある。現在のオンラインゲームは選択の時代にシフトしつつあるのだ。「Feats of Arms」が延期にいかに対応するか、プレイヤーたちがどのように反応するか。他の運営会社にとっても興味深い事例となりそうだ。

(C)2006-2007 GaiaX Co. Ltd. All rights Reserved. (c) GTE. Reveal Games 2007
 「とぅいんくる」は4月30日(日)に「ファイナルテスト」を終了すると発表した。終了後はゲームのサービスがストップ。再開の時期に関しては改めて発表が行われるという。「テスト」ではあるが、課金アイテムの販売などが行われていただけにサービスがストップする影響は少なくない。イメージガールとなる「とぅいんくるガールズ」の活動や秋葉原でのイベントなど、プロモーションに力が入った作品だけに、ダメージは余計に深いといえるだろう。2006年頃から、各社カジュアルゲームに力を入れ始めているが、果たして日本で根付くかどうかに関しては様々な議論が交わされてきた。どこも成功への方程式を模索している状態であり、それだけに、プロモーション重視という方向性を打ち出していた「とぅいんくる」がどうなるかが注目される。果たしてアキバ系とカジュアルゲームの相性というのはどういったものなのか。こちらも興味深いケースといえるだろう。

(c)2005-2006 YNKGAMES Co., Ltd. (c)2006 YNKJAPAN Inc.
 「R.O.H.A.N(ROHAN)」は、現行のサービスを一旦終了、4月末より「フリーテスト」を開催すると発表した。このフリーテストでは「新生。R.O.H.A.N」と題し、日本プレイヤー向けの様々な要素が追加されていく。現時点では、PK(プレイヤーが他のプレイヤーに戦いを挑み、倒すこと)リスクの上昇や、50レベル以上の必要経験値の低下、巫女NPCや着物など日本を思わせるアイテムの導入に加え、メイド型ペットの追加などが行われる。このアップデートに関し、「R.O.H.A.N」サービスプロデューサーである辛 祐溢氏は「日本での『R.O.H.A.N』は、オープンβサービスでは、注目を集めたものの、韓国や台湾のような好評を得ている結果とは言えない状況にあります」との見解を発表。加えて運営企画チームの細井貴之氏は「運営側とユーザーのコミュニケーションの強化」が方針であると述べている。これまでの状況が満足行くものではなかったということを公式に認めているというわけで、なかなかの珍事といえるだろう。日本化と難度低下、コミュニケーション強化という三つの方針が出されたが、実は、ここで大切なのは着物でもメイド型ペットでもなく、後者二つなのではないだろうか。真に必要なコミュニケーションとは、GMがイベントに出るということばかりではなく、様々なトラブルへの誠意ある対応であり、ゲーム内の雰囲気を良いものとすることである。実に地道で、一朝一夕に結果が出ない作業だが、その分効果は大きい。イベントには好き嫌いがあるが、何かトラブルが起きた時にGMがしっかりと対応すれば、どんなプレイヤーも決して悪い気はしないのではないだろうか。企画室室長の羅成淵氏が多く耳にしたのは「『R.O.H.A.N』は、日本のユーザーにはやさしくないゲーム」という声だったという。ここでいう「やさしさ」は家庭用ゲームならばゲームの中のことだけに完結するが、常時メーカーとプレイヤーがふれあうMMORPGでは、ゲーム外での「やさしさ」も必要となるのが日本式である。「ROHAN」の日本式が、ゲームの中にとどまるのか、ゲーム外にも及ぶのか。事実上の敗北宣言を出し、「日本オリジナルバージョン」を掲げる「ROHAN」、ふんばりどころはこれから。関係諸氏の奮闘に期待したい。
(水口真@RBB)
関連リンク|Link
Feats of Arms(旧:墨香オンライン)
とぅいんくる
R.O.H.A.N
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