セガの林洋人氏は「地道で地味なGDC」と題して、プログラミングセッションの今年の傾向と、レアの講演「Shared Technology at Rare: Good and Bad」を紹介。プログラミングセッションではマルチスレッドやCell、Direct3D 10、XNAについてスポンサーセッションが中心だったことから、開発事例より「これからこうなる、こういうふうにこの機能は使ってほしい」といったメッセージが中心だったと振り返る。
また、レアのセッションについては、共有テクノロジグループ(STG)による「失敗例と教訓」を紹介するもので、社内サポート部署についての地道なテーマを発表できるほどに整理できていることに驚いたという。セッションの内容としては、共有技術の開発をおこなうSTGにおける、開発プロセスや配布とサポート、クライアント(社内開発チーム)との関係について、これまでの改善の経緯や残っている課題を紹介するものだったという。ゲームエンジンを作るのではなく、個別のコンポーネントをストックするように変更、アジャイル開発手法を取り入れてフィードバックを組み込むようにしたという。ただ、提供中のコンポーネントのバイナリ変更(クライアント側でのファイル修正などが発生するもの)は課題で、リファクタリングのメリットとお客様のコストのバランスをどう取るかや、ドキュメント整備が難しいことなどが挙げられた。