MMOの未来はユーザクリエイトコンテンツのアップロードと、アイテムの換金にある― ウルティマ オンラインのリードデザイナーとして知られるラフ・コスター氏がGDC07のパネルディスカッション、「MMOs, Past, Present and Future」で語ったイメージは、Second Life的なサービスがユーザに受け入れられ、主流になるというものだ。
北米MMO市場は、MUD(Multi User Dungeon/テキストベースの多人数接続型オンラインサービス)から始まり、ウルティマ オンライン、エバークエストなどの初期タイトルを経て、現在World of Warcraft(WoW)が最大のヒット作となっている。WoWはワールドワイドで数百万のユーザを持つファンタジーMMORPGだ(残念ながら日本では提供されていない)。
Red 5 Studioのマーク・カーン氏は、「ゲームへの支払いが変わる」として、アイテム課金などこれまで欧米では普及してこなかった課金システムに期待を示すとともに、「今後数年でMMOの開始コストが低廉化する」として参入がより容易になるのではないかという見通しを示した。さらに、MySpaceやYouTubeなどのソーシャルネットワークサービス・動画コミュニティなどがライバルになるとも指摘する。
Three Ringsのダニエル・ジェームス氏は、「ビジネスモデルが変化するとともに初期資金を持った会社が参入」「ウェブ上、もしくはダウンロードしてインストールするシンプルなゲームが普及」と予測。クライアントをダウンロードさせるタイプのサービスはアジア圏で一般化してきているが、今後は欧米にも浸透してくるという見通しを示した。