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【TGS2006】女神転生IMAGINE、ディレクター谷川ハジメ氏によって開発状況が解説される
10月4日
ディレクターの谷川ハジメ氏
 徐々にゲームシステム詳細や、スクリーンショットが公開されているケイブの国産MMORPG「女神転生 IMAGINE」。家庭用ゲーム機のタイトルとしては以前から高い人気を誇る作品であり、オンライン化には大きな期待が寄せられていたが、なかなかプレイアブルなものを目にすることができなかった。東京ゲームショウ2006では、一般ユーザーの目に触れることはなかったが、メディア向けに、同タイトルのディレクター:谷川ハジメ氏に実際のプレイを交えつつ現在の開発状況を解説していただいた。“メガテン”ファンの読者はスクリーンショットを楽しみつつ、次の最新情報が出るまでもう少し待っていて欲しい。

 まずプレイヤーはチュートリアルに当たる内容として、「新米デビルバスター」ことプレイヤーには鬼教官「スネークマン」に出会い、彼がミッションを与えることで手ほどきをしてくれる。谷川氏によればスネークマンはその後も、指導という名のもとにクエストをプレイヤーに与え、それらをこなすことで「真・女神転生(I)」の崩壊した東京から、「真・女神転生II」のロウフル/ニュートラル/カオスの勢力が拮抗するまでのストーリーラインを、違和感無くなぞれるようになる、ということだ。

 バックストーリーとゲーム内容がほとんど関連しないMMORPGが多い中、女神転生は元もとの世界観がしっかりと作りこまれているだけあり、シナリオとゲームが密接に繋がっているようだ。正式サービス開始後このシナリオは、アップデートという形で配信される。

■キャラクターの成長

 キャラクターの育成は従来のMMORPG同様に、悪魔=Mobを倒すことで経験値得てレベルが上がる。その際入手できる能力値ポイントを任意のステータスに割り振ることで、キャラクター自信の基本能力は向上する。

 それとは別に「エキスパート」と呼ばれるスキルがあり、こちらは剣・魔法・銃・合体なのどの大まかなカテゴリに分かれている。例えば剣攻撃を実戦で使えば使うほど剣のランクが上がり、ランクが上がれば剣攻撃というカテゴリの中に、使用可能な個別のスキルが増えていくというシステムだ。習得可能なスキル数には上限があるため、全てを覚えるのは不可能。どんなスキルを習得して組み合わせるかでキャラクターの個性が出るというわけだ。

 今回女神転生IMAGINEの大きな特徴の1つとして、スキルとして“合体”を一般プレイヤーが行えるという点がある。基本は「邪教の館」に住み着いたNPCに合体をお願いするが、より高度な合体はスキルを極めたプレイヤーにお願いすることで、プレイヤー間の協力体制が生まれるようになっている。


■頭脳プレーが要求される戦闘システム

 戦闘はプレイヤー同士がパーティを組むのと同時に、パートナーである悪魔(仲魔)を召還して行うのが基本だ。1パーティ最大5名まで組めるので、悪魔と合わせて10体での行動が可能というわけだ。この悪魔だが、プレイヤーがターゲットを攻撃すると自動的に補佐してくれる、というわけではなく、どちらもプレイヤー自身が操作しなければいけないので、戦闘時はなかなか忙しい。画面下部にはプレイヤー用と悪魔用のスキルショートカットが用意されており、まず体力のある悪魔に敵の注意を集めておきその後プレイヤーが近づいてとどめを刺すといった連携プレイが必要だ。

 攻撃面だけでなく、敵の動きに合わせて逆に防御スキルを発動させる判断も必要。一度ターゲットを決めたら、あとは敵を倒すまで見ていればいいという“クリックゲー”とは一味違う戦闘システムも魅力の一つと言えるだろう。

 それぞれのスキルには、詠唱時間や使用後のディレイもあるので、どのスキルをどんな順番で使うか。そのショートカットをいかに使いやすくセッティングするか、このあたりもプレイヤー自身が悩みながら楽しめる部分にもなっている。

 ただし、二つの動きを同時に把握してプレイするのが難しい初心者向けに、ある程度自動で補佐してくれるAIモードもあるので、慣れないうちは十分これで戦えるようだ。谷川氏も「自分でプレイしながら、これは難しいぞと思いましたね」と語るほどの複雑さ。クリックゲーでは満足できない、上級プレイヤーほど最適な戦い方の研究そのものを楽しめそうだ。


■グラフィックスはもう少し力を入れて欲しい所

 ゲームの魅力という点において、グラフィックスが全てではないのは当然だが、重要な要素であることは否定できない。既存のMMORPGが美しくリアルな自然風景、バリエーション豊かな装備品などをゲームのウリにしている現在、女神転生IMAGINEは今一歩といったところだろうか……。モデリングは全て国内で手がけているというだけに、ビルの瓦礫や建物内部の質感、キャラクターの表情や衣装などについては、今後より一層の改善と期待したい。


(c) 2006 CAVE CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

(麻生ちはや@RBB)
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