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スクウェア・エニックス、タイトーを完全子会社化するため23日よりTOBを実施
8月23日
 スクウェア・エニックスは22日、速報にもあったようにタイトーを完全子会社化するため、23日から9月21日までの期間でタイトー株の公開買付(TOB)を実施すると発表した。また同日、タイトーおよびタイトーの筆頭株主である京セラ(持ち株比率:36.02%)から、公開買付に賛同するという表明が発表されている。

 買付予定株式数は総発行数の67%にあたる247,900株としており、上限は設定していない。これは、発行済みの全株を最終的にはスクウェア・エニックスが買い取ることを目指しているためだ。また、このTOBが予定株数に達しなかった場合にはすべての買い付けを行わないとしている。

 TOBでの買い付け価格は1株当たり181,100円。これは、前6か月の終値平均値にプレミアムとして20%を加えた価格だとしている。ちなみに、22日のタイトーの終値は161,000円だった。

 今回の発表を受け、夕刻からはスクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏と、タイトー取締役社長の西垣保男氏が列席のうえ、合同記者会見が開かれた。この中で和田社長は今回の子会社化について「産業構造の変動に対応するために行うもの」と繰り返すとともに、TOBという手段を選んだ理由として「もっとも早く事が完了する方法だから」と語った。

 また、提携などの形態を取らなかった理由として「何か事を起こす際に、利害の一致を計るには提携という形態では難しいから」としている。また、タイトーを選んだ理由として、ゲームソフトのジャンルで重複が少なく相互補完関係にあり、シナジー効果が最大限発揮できるからだとしている。これについては会見の中でも「現状あるものをただ組み合わせるのではなく、2社を足して新しい何かが生まれるのではないかと期待している」と和田社長は述べている。

 さて、気になるタイトーの今後についてだが、会見の中で「メーカー名やブランド名は現状のまま残し、別会社として今まで通り運営していただく」と述べられている。ただし、タイトーの現取締役の内、京セラの取締役や監査役を兼任している方については辞任する予定となっている。また、両社による新しい取り組みなどについては、TOB終了後速やかに発表していきたいとしている。

 今回の子会社化については、春先に両社社長の会合の元に話が進められ、特にプロジェクトチームなども発足せずに展開していったことが、質疑応答の中で語られた。また、和田社長は2005〜2006年には、新世代ゲーム機や次世代携帯電話などのインフラ整備が終わると予測しており、これが終わる前にさまざまな方法によりイニシアティブを取りたいと語った。

 ゲーム業界がさまざまな再編を迎えている中、突然のビッグニュースとなった今回の件だが、古くからのファンを抱えるタイトーが今後どのように変わっていくのか、業界の今後の動きなどを含めて興味深いところだ。

(左)タイトー取締役社長の西垣保男氏(右)スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏
(左)タイトー取締役社長の西垣保男氏(右)スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏

(村上幸治@RBB)
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[速報] スクウェア・エニックス、タイトーを買収
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