★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
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★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
たくさんのエピソードをクリアして謎を解いていくオンラインRPG -ヨーグルティング
7月28日
「ヨーグルティング」の舞台となるのは、「無限放学現象」(Endless Vacation Phenomenon)に見舞われた、現代とほとんど変わらない、でもかなり違う学園社会。世界規模でほとんどの学校教師と授業が消失し、残った教師たちも誰もそれを不思議に思わないという、“毎日が夏休み感覚の学園”になっているのだ。
ゲームの内容を説明する(左)宣伝担当の古志野史嗣氏(右)制作担当の鳥山主税氏
一方でモンスターたちも大量発生し、そこかしこで学園生活を混乱に陥れている。こうしたなか、プレイヤーはこの学園の生徒となってモンスターを倒したり、友達と会話を楽しむなどして、「理想の学園」生活を送っていく。その過程でさまざまなエピソードを経験しながら、「無限放学現象」とは何か、といった学園の謎に迫っていくという形だ。もちろん一般的なMMORPG同様に、謎の探求などどこへやら、自分の好きな学園生活を送ってもいい。「みんな、今日どうする?」というゲームのキャッチフレーズが、それをよく示している。
ゲームのグラフィックやキャラクターは3Dのトゥーンレンダリングで作られており、すべて韓国側のデザイン・開発によるもの。いわゆる「萌え属性」もきちんと押さえられており、ビジュアル面における日韓の差異はほとんど感じられない。ゲームシステムとしては、スキルシステム中心のアクションRPGというところ。武具やスキルによって同じキャラクターでも4種類の攻撃スタイルが可能で、それぞれに有利不利があり、バランスのとれたパーティ構成が重要になる仕組みだ。マウス操作でキャラクターを操作し、左クリックで攻撃、右クリックで必殺技の発動が行える。歩く、走る、物を持ち上げるといった行為だけでなく、椅子に座るなどの学校らしい行為も取れる。椅子に座って集団チャットしたり、授業風景の再現なども可能だ。
プレイヤーがカスタマイズできるキャラクター項目は、性別(男・女)、髪型や髪色(28種類)、表情と目の色(15種類)、肌の色(3種類)の4項目。さらにクラブ活動などによって多彩な制服が用意されており、自由に着せ替えが楽しめる(猫耳や体操着なども用意されている模様)。また学校についても、現代的な雰囲気の「公立エスティバー学園」と、和風と中華風がミックスされた「学校法人 宵月学園」の2校が用意されており、それぞれ制服も異なっている。
ゲームは「学園フィールド」と「エピソードフィールド」の2つにわかれており、それぞれMMORPGとMORPGを組み合わせたスタイルとなっている。学園フィールドはMMO空間となっており、ユーザーはチャットやアイテム売買&交換、NPCからの情報収集やクエストの受諾などができる。エピソードフィールドはプライベート(インスタント)ダンジョンとなっており、一つのエピソードフィールドで最大32人までのプレイヤーが参加可能だ。各エピソードにはモンスター退治などの一般エピソードのほかに、プレイヤー間の協力が重要になる協力エピソード、また通常のPvPにあたる競争エピソードの3種類がある。もっともPvPといっても、「ヨーグルティング」ではプレイヤー同士が戦闘を行うのではなく、玉割りや牛乳運びなどの世界観にあった競争が中心になる。
ゲームの主な展開となるのは、この学園フィールドとエピソードフィールドの往復だ。学園フィールドで仲間を集めたり、友達と待ち合わせてエピソードフィールドに移行。モンスターを倒したり、クエストを達成して、また学園フィールドに戻るという流れだ。エピソードフィールドで獲得したアイテムは、アイテムボックスと呼ばれる箱の中に入れられ、たくさん活躍したプレイヤーから順に選べる仕組みになっている。ただしアイテムは実際に選択するまで詳細がわからず(種類や属性がわかる程度)、実際に何がゲットできるかは運の要素もあるため、たくさん活躍したから良いアイテムがもらえる、というわけではない点がユニークなところ。1つのエピソードに要する時間は、短いものでは5〜10分といったものもあり、ちょっとした空き時間でも楽しめる。このほかに武器強化・同好会(ギルド)、カロリーシステムなどの実装が予定されている。
前述の通り「ヨーグルティング」では、一般的なファンタジーRPGと異なり、プレイヤーは学園の生徒となる。そのため種族や職業といったクラス分けではなく、アイテムやスキルでキャラクターの性質が変わる、スキルシステムが採用されている。中でも中心となるのが武具による違いで、各キャラクターは「グローブ」「ブレード」「ミューラ」「スピリット」の4種類の武具を1つだけ装備できる。グローブは格闘用のグローブのことで、これを装着したキャラクターは単体攻撃力が上昇するが、遠距離からの攻撃には弱くなる。ブレードは剣型の武器で、前方3マスの敵に範囲攻撃を行える。ミューラはヘッドフォン型の中距離型武器で、これを装備するとヘッドフォンから流れる音楽や、ダンスによる攻撃ができる。また高学年になると回復系のスキルも使用可能だ。最後にスピリットは、精霊が中に入ったリュックサックのことで、これを装備すると精霊の力で遠距離攻撃が可能になる。武具の付け替えで、同じキャラクターでさまざまな攻撃スタイルを選ぶこともできる。
また「学園RPG」らしく、進級エピソードと呼ばれる特定のエピソードで一定の成績を収めると、キャラクターの学年を進級させられる。学年があがると、より優れたアイテムを装備できるようになったり、選択できるエピソードが増えて、より学園の謎に迫れるようになる仕組みだ。βテスト期間は3学年まで用意されているが、最終的に何学年まで存在するかは未定。ちなみに各キャラクターの年齢は14歳前後という設定とのことで、いちおうは中学校というイメージだ(ただしその後、学年数の追加で中高一貫校になったり、付属大学が併設される可能性もないとはいえない)。エピソードやクエストは共に100種類以上が用意されているが、当然ながら会場ではストーリーが完結した後にどうなるのかは明かされなかった。再度同じストーリーが続けられるのか。それとも追加エピソードという形で新しいストーリーが始まるのか。MMORPGとして過去に例のないスタイルだけに、どのような料理法が取られるのか楽しみだ。
「ヨーグルティング」ではほかに、ゲーム運営にもユニークな手法が取られている。一般的にMMORPGではゲームマスターと呼ばれる運営スタッフが存在し、ゲーム内キャラクターとして活動しながら、ゲーム内問題の解決やユーザーサポートに当たる。これが「ヨーグルティング」では風紀委員という扱いになり、より世界観にあったスタイルとなっている。「学園RPG」ということで、体育祭や文化祭などの定番イベントも、風紀委員や実行委員による特別イベントとして開催されるなど、ゲームの進行にも深く関わる予定だ。今回の記者発表が東放学園の生徒の協力で開催されたように、ゲーム内イベントでも本物の「学生」に協力してもらうなどのアイディアもあるとのことで、MMORPGの新しい運営方法の試みとしても興味深い。
ちなみに「ヨーグルティング」とは開発側の造語とのことで、「新しい楽しみ」などがイメージされているという。ガンホーでは今冬にもう1本MMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」(ECO)のサービス開始も予定している。従来のMMORPGのシステムを発酵させ、新しい風味を生み出せるか、要注目だ。
(ライター 小野憲史)
ヨーグルティングの発表会を手伝った東放学園の学生たち。ゲーム内でもこのようなさまざまな制服が登場する
(RBB TODAY)
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