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★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
Athlon 64 X2は日本に優先配分!― 日本AMD新社長がアキバの真ん中で自作派にアピール
6月18日
日本AMD社長 デイビッド・ユーゼ氏
日本AMDは、新型のデュアルコアプロセッサ「Athlon 64 X2」の発売開始記念イベントを秋葉原でおこなった。Athlon 64 X2は1つのダイに2つのAthlon 64コアを搭載したプロセッサで、マルチスレッド対応アプリケーションであれば同クロックのシングルコアCPUと比べ、最大で約2倍の性能が得られる。
イベントは、Linux Cafe Di PRONTO秋葉原店からスタート。自作派PCマニアとおぼしき来場者で満員となった店内に、日本AMDの新社長であるデイビッド・ユーゼ氏が登場。「もっとも遅いAthlon 64 X2 4200+でも、競合他社の最も速いデュアルコアプロセッサよりも高速」「(Socket 939が採用されているので)マザーボードや電源はAthlon 64で使っているものがそのまま使える。必要なのはBIOSのアップデートだけで、プラットフォーム全体のコストを考えるとお得だ」と述べ、Athlon 64 X2の性能と、アップグレードパスとしてのコストパフォーマンスの高さをアピールした。
また、ユーゼ氏が「日本のDIY市場とユーザへの強いコミットメントを示すため、本社に掛け合って優先的に多数のAthlon 64 X2を日本に割り当ててもらうことに成功した」と発表すると、場内からは拍手がわき上がった。
その後、イベントはAthlon64同士のスピード比較デモに移った。ここで、同じ2.4GHzで動作するAthlon 64 X2 4800+(デュアルコアプロセッサ)と、Athlon 64 4000+(従来製品、シングルコア)を同一条件で動作させ、3Dソフト「Shade」と、エンコーダソフト「TMPGEnc」の処理速度を比較した。Shade、TMPGEncは、どちらもマルチスレッド対応の最新バージョン(未発売)が使用されたが、Shadeのレンダリングは27秒(X2 4800+)と54秒(4000+)とちょうど2倍、TMPGEncの動画変換は37秒(X2 4800+)と72秒(4000+)とほぼ2倍の結果となり、マルチスレッド化されたアプリケーションにおけるマルチコアAthlonの可能性を強烈にアピールするものとなった。
こうした、オーバーヘッドのほとんど感じられないマルチスレッディングについて、コアが2つあるだけでなく、メモリコントローラをCPU側に内蔵していること、バスアーキテクチャにHyperTransportを採用していること、2つのコアをクロスバースイッチとシステムリクエストインターフェイスで接続して処理を分散しているなどの設計上の特徴のため、ボトルネックが少ないと説明。また、マルチスレッド化されていないベンチマークプログラムでも20%程度の速度向上が得られるという(これはOSの各種コードがベンチマークプログラムと別のコアで動くためとみられる)。
先日インテルから発表されたPentium Dと同様、このAthlon 64 X2もマルチコア化によるトータルの演算能力向上を目指したCPUであるが、自作派にとっては、文字通りCPUだけ交換すれば処理速度アップが狙えるという点で、魅力的な製品だろう。もっとも、マルチコアはCPU単体で効果を発揮するものではない。今後、マルチスレッド対応が映像系アプリケーションだけでなく、ゲームなどさらに広いアプリケーションに普及することも期待したい。
(伊藤雅俊@RBB)
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