Slash Games
★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
     
-->
トップ
読み物
カレンダー
Other languages
Xbox
★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
[E3 2005] Xbox360期待の注目作『GEARS OF WAR』デモレポート
5月28日
■ Unreal3エンジンの開発元が発表した野心作!

 今年のE3では次世代機の話題があふれていたが、その中で唯一、多くの次世代機向けタイトルを動展示していたのがXbox 360。我々取材班はキラータイトルとして熱い注目を浴びるEpic Gamesの最新作『Gears of War』(以下、GoW)のデモに参加することができた。Epic Gamesというと、『Unreal』シリーズのデベロッパとして有名で、最近では日本気鋭のクリエイタ、水口氏、坂口氏、岡本氏がそれぞれXbox 360向けタイトルのゲームエンジンに「Unreal3エンジン」を採用したことも話題となった。『GoW』はUnreal3エンジンの機能を存分に使いながら、Unrealシリーズでは見られなかった重厚なストーリを重視した作品になるという。今回、このゲームの概要をデモを交えながら説明したのはEpic Gamesのクリフ・ブレジンスキー。GDCでもゲームデザインについての講義を行ったGoWのリードデザイナーだ。

 デモ会場はマイクロソフト(以下、MS)ブース内の小部屋ではあったが、大型液晶ディスプレイと5.1chスピーカが設置され、Xbox 360のデモには最適な環境といったところだ。ブレジンスキー氏はまず『GoW』の世界観について説明した。

− 人類が独自の文明を築き、世界中に平和がもたらされて久しい惑星セラ(Sera)。一時期は世界最終戦争の恐れがあったもののそれを回避した人類はつかの間の幸せを掴み取った。だが、原油採掘機が既存のエネルギー源とは異質なものを発見した。イミュルシオン(Imulsion)といわれる物質は従来の石油などと比べ飛躍的に安価にエネルギーを生成した。世界中の国家はこのエネルギーを巡って激しい抗争を起こし、かくして、息を呑むほどの美しさだったセラ文明は徹底的に荒廃していく。だが、このイミュルシオンを採掘したことが、セラ全体を脅かす新たな恐怖の引き金となる。地底に生息していた、人とも獣とも言いがたい存在、ローコスト(The Locust)が人類に総攻撃をしかけてきたのだ。醜悪な姿と圧倒的な戦闘力の差に、人類はジャシント高原(Jacinto Plateau)まで撤退、軌道上から光線を敵地に放つことで、なんとか、最初の抗争に勝利する。だが、その代償はあまりにも大きかった。ジャシント高原を除く、地上の90%以上は破壊されてしまったからだ。一方、この攻撃を地底の中で巧みに逃れたローコスト軍は、次の攻撃チャンスを虎視眈々と狙っていた。そしてプレイヤーは統合連立政府(The Coalition ofOrdered Government)の兵士、マーカス・フェニックス(Marcus Fenix)となり、敵を倒していくことになる・・・


■ Unreal3エンジンの機能が最大限に発揮された脅威のグラフィック

 Unreal3エンジンにより生成された美麗なグラフィックが、今まで見たことがないようなスムーズな動きで画面を所狭しと動く『GoW』。海外物ということでFPSと思いがちだが、『バイオハザード』や『メタルギアソリッド』シリーズなどに多大なリスペクトを持つブレンスキー氏はサードパーソンビューを採用、主人公の少なくとも上半身は常に画面内に見える画面構造になっている。町並みは廃墟でありながらも、美しさを感じさせる幻想的な雰囲気だ。

 デモ冒頭から、作品の要とも言える銃撃戦が激しく展開、描画されたグラフィックの緻密さや、煙、灰塵などのリアルさも重なって参加者のテンションもおのずと高くなる。ブース全体が最高潮の熱気に包まれたところで現われたのが、体長10メートル以上はあるブルマック(Brumak)というモンスターだ。「今までにない恐怖を演出したい」と言うだけあり、ビルを破壊しながら『ジュラシックパーク』のT-Rexよろしく突撃してくる様子は迫力満点だ。しかも、両手にはエネルギーキャノンを備えている。『GoW』で出現するモンスターの多くは巨体であるものも含めそれなりの知能を備えているようだ。

 Xbox 360のラインナップのキーワードとしてマッシブ(群集)シーンがあげられるが、当然、『GoW』も例外ではない。小型な飛行モンスター、キリル(Kryll)は群集で人間を襲う。その数はあまりにも多く、銃などで全滅させるのは困難だが、光に弱いという弱点がある。プレイヤーはこの弱点を考慮したうえで様々な方法でモンスターから逃れることが出来る。街頭に駐車してある自動車などを破壊して、ガソリンに引火させるといった方法だ。『GoW』では、存在する多くの物体に対してインタラクティブに接することができる。破壊された装甲車のようにひとりでは移動させることが不可能な物体も、NPCと協力して動かすといった状況もゲーム中にはあるようだ。


■大規模化する次世代機向け開発における3Dエンジンの位置づけは

 デモは主に市街戦のみで、連立政府軍側も軍人のみしか現われなかったが、設定では、巨大なメカも用意されている。Unreal3エンジンということで当然のごとく法線マップが施されている。全ての人物には10万〜20万程度のポリゴンで作成された種データが存在し、その種データにもとづいて、数千程度のポリゴン数の人物モデルでもリアルな質感が保たれている。今回登場した、ブルマックや荒廃した都市等の多くは04年のUnreal3エンジンのテクニカルデモで登場していたが、これら高度なオブジェクトが実際のゲームとして遊べるというのは驚くしかない。

 04年は、『Half-Life2』では太陽からの光源を中心として正確に光質を表現するハイダイナミックレンジライティングを、『Doom3』では光と闇の中で見え隠れする複雑な質感を表現する法線マッピングを、というように、ゲーム開発スタジオ各社が作品に合わせた技術的側面を前面的に押し出していたが、『GoW』においては、Unreal3エンジンにある機能を総動員して開発された、という感がある。

 今回の次世代ハード公開の中でEpic Gamesはソニーでテクニカルデモを、MSでは『GoW』を公開した。また、Xbox 360専用作品でUnreal3エンジンを採用した日本のクリエイタが複数存在するという事実も、Epic GamesとMSとの密接な関係を暗示している。これらは、次世代ゲーム機におけるゲーム開発において、プラットホームの選択とほぼ同等、またはそれ以上にミドルウェアの選択が戦略的に重要になりつつあることを予感させる一面である。そのような意味でも『GoW』がゲームとしていかなるものか非常に期待がかかるところだ。

(インタビュー 中村彰憲)
(RBB TODAY)
関連リンク|Link
Xbox 360
その他のゲーム情報はSlash Gamesへ
PAGE TOP
新着ニュース
記事一覧へ
Weeklyアンケート
自分のPCのOSをWindows 7に変更したいですか?
変更したい

変更したくない

わからない


現在の状況 過去の結果を見る
リリースRSSによる配信についてバナー広告問い合わせ会社概要プライバシーポリシーリンクについて
RBB TODAY RESONSE e-nenpi.com cbook24.com DOKOYO MONO ONLINE
本サイトの内容は、著作権による保護を受けています。 Copyright (c) 1998-2006 IRI Commerce and Technology, Inc. All Rights Reserved.
IRI Commerce and Technology, Inc.