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CESA GAME AWARDS、オンラインアクション「モンスターハンター」が最優秀賞に
10月28日
 10月27日、都内で「第8回 CESA GAME AWARDS」の授賞式が行われ、「GAME AWARDS 2003-2004」最優秀賞に「MONSTER HUNTER」(カプコン)が輝いた。併設の「GAME AWARDS FUTURE」には優秀賞11作品が選出。新設の「GAME AWARDS INDIES」大賞には、生島大氏の「バーガーメーカー」が輝いた。

 「CESA GAME AWARDS」は社団法人コンピュータエンターテインメント協会が毎年優れたゲームソフトを表彰する目的で開催するもの。前身となる「CESA大賞」から、審査方法や部門賞の増減など細かい変更が行われながら、今年で8回目の開催となる。本年度は2003年度を代表するゲームソフトを表彰する「GAME AWARDS 2003-2004」(2003年4月1日〜2004年3月31日に国内発売されたタイトルを対象)、期待の注目タイトルを表彰する「GAME AWARDS FUTURE」(東京ゲームショウ2004出展の未発売タイトルを対象)、インディーズの優秀作を表彰する「GAME AWARDS INDIES」(新設)の3部門がもうけられた。

主催者を代表して挨拶するCESA会長の辻本憲三氏 GAME AWARDS 2003-2004最優秀賞に輝いたカプコン「MONSTER HUNTER」のディレクター・藤岡要氏(左)とプロデューサー・田中剛氏(右)
第8回CESA GAME AWARDSの全受賞者の皆さん

 「GAME AWARDS 2003-2004」最優秀賞に輝いたのは、カプコンのMOアクションゲーム「MONSTER HUNTER」(モンスターハンター)。ネットゲーム初心者でも気軽に遊べ、多くのユーザにネットワークの魅力を伝えたことが受賞の理由となった。壇上でプロデューサーの田中剛氏とディレクターの藤岡要氏は下記のようにコメント。受賞の喜びを示した。

 「カプコンならではの最高のグラフィックとアクション性を持つオンラインゲームを作るのがコンセプトだったが、技術上の制約などで削った仕様が、その後の技術進化で可能になって再度作り直すなど、非常に時間がかかってしまった。その間、本当にいろんな人がかかわって作ったタイトル。オンライン対応でオリジナルというタイトルを頑張って売ってくれた営業スタッフや、発売後のサポートスタッフなど、みんなが開発チームの一員だと思って感謝している」(田中氏)。

 「でかいモンスターを狩りたいというシンプルなコンセプトで作り始めたが、オンラインという制約上、制限も非常に多くて、開発は試行錯誤の連続だった。その部分も含めてユーザーから評価を受け、とてもうれしい。「MONSTER HUNTER」ようやく土台ができたタイトル。これからも進化を進めていきたい」(藤岡氏)。

 また「ベストセールス賞」には「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」(ポケモン)が、「グローバル賞」には「エキサイティングプロレス5」(ユークス / 日本作品部門)「Need for Speed Underground」(エレクトロニック・アーツ / 海外作品部門)が輝いた。前者は期間中に最も販売本数を記録した作品に贈られる賞で、後者は海外市場での販売実績と審査員による審査の総合で贈られる賞。「ポケモン」は219万本(〜2004年3月末)の国内販売が、後者は北米・欧州での好調な販売実績により受賞となった。

 他に特別賞には「EyeToy:Play」(SCE)、「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」(スクウェア・エニックス)、「ファミコンミニシリーズ」(任天堂)が受賞した。このうち「剣神ドラゴンクエスト」はテレビにつなげて遊ぶ、いわゆる「テレガング」で、狭義のテレビゲームとは異なるが、新しい遊びの開拓という意味で受賞。まさに特別賞にふさわしい内容となった。

 なお「GAME AWARDS 2003-2004」では優秀賞として「塊魂」(ナムコ)、「逆転裁判」(カプコン)など10タイトルが受賞。「GAME AWARDS FUTURE」では、「ワンダと巨像」(SCE)、ドラゴンクエストVIII(スクウェア・エニックス)など11タイトルが受賞した。特に「ワンダと巨像」は、東京ゲームショウで映像のみの出展だったにも関わらず受賞した形で、ユーザの注目度の高さを改めて知らしめた。

 また「GAME AWARDS INDIES」は、社団法人デジタルコンテンツ協会の協力の下、プロ・アマ・法人・個人を問わず、オリジナルの未製品化ソフトを対象として、新たな作品の発掘や人材育成・ゲーム文化への寄与などを目的に新設されたもの。二度にわたる審査の結果6作品がノミネートされ、最優秀賞に生島大氏の「バーガーメーカー」が、優秀賞として小沼雅嗣氏の「MANNEKENPIS」が輝いた。

 「バーガーメーカー」はハンバーガー制作器を操作して、お客の注文にあわせて次々にハンバーガーを調理していくアクションゲーム。作者の生島氏は神戸電子専門学校でゲーム制作を教えている、いわゆるゲームスクールの先生。受賞のコメントでは、学生に対して元となるアイディアを示したところ、つまらなそうと言われて逆に発憤したのが開発のきっかけ、というエピソードを披露した。

 「MANNEKENPIS」は画面上部の小便小僧から出される水をブロックで貯め、その水エネルギーをコマンドに転用して相手を攻撃する対戦ゲーム。一口では説明が難しいが、「ポピュラス」のアクションパズル版と言えばイメージがつかめるだろうか。作者の小沼氏は、10年前に同じ企画を何社ものゲーム会社に持ち込んだが、いずれも不採用に終わった経緯を披露。今回10年ぶりに制作・受賞できて非常に嬉しいと述べた。

 今回受賞した作品の一覧は下記の通り。CESAでは受賞作品の商品パッケージに貼る受賞シール、全受賞作品を紹介するポスターを制作し、ゲームソフト販売店等に配布。賞の認知度向上や受賞作品の販売を促進させると共に、テレビゲームの啓蒙、業界の発展に務めたいとしている。なお昨年の最優秀賞には「太鼓の達人 タタコンでドドンがドン」(ナムコ)と「FINAL FANTASY XI」(スクウェア・エニックス)が輝いた。


GAME AWARDS 2003-2004の最優秀賞・優秀賞・ベストセールス賞・グローバル賞・特別賞受賞者の皆さん GAME AWARDS FUTUREの受賞者の皆さん GAME AWARDS INDIES優秀賞を受賞した小沼雅嗣氏(左)と大賞を受賞した生島大氏

GAME AWARDS INDIES大賞作「バーガーメーカー」 GAME AWARDS INDIES優秀作「MANNEKENPIS」 ベストセールス賞「 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」受賞でコメントを述べる、ディレクターの増田順一氏(ゲームフリーク)

■GAME AWARDS 2003-2004
最優秀賞:
 MONSTER HUNTER(カプコン、PS2)

優秀賞:
 鬼武者3 (カプコン、PS2)
 塊魂   (ナムコ、PS2)
 逆転裁判3(カプコン、GBA)
 grand theft auto III(カプコン、PS2)
 戦国無双  (コーエー、PS2・Xbox)
 テイルズ オブ シンフォニア(ナムコ、GC)
 ドラゴンクエストV 天空の花嫁 (スクウェア・エニックス、PS2)
 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン(ポケモン、GBA・GBASP)
 みんなのGOLF 4(ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS2)
 WORLD SOCCER Winning Eleven 7 (コナミ、PS2)

ベストセールス賞:
 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン(ポケモン、GBA・GBASP)

グローバル賞:
 エキサイティングプロレス5(ユークス、PS2)
 Need for Speed Underground(エレクトロニック・アーツ、PS2・GC・Xbox・GBA・PC)

特別賞:
 EyeToy:Play(ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS2)
 剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣(スクウェア・エニックス、 - )
 ファミコンミニ シリーズ(任天堂、GBA・GBASP)

GAME AWARDS FUTURE:
 KINGDOM HEARTS II(スクウェア・エニックス、PS2)
 グランツーリスモ4(ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS2)
 テイルズ オブ リバース(ナムコ、PS2)
 ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君(スクウェア・エニックス、PS2)
 biohazard4(カプコン、GC)
 バーンアウト3:テイクダウン(エレクトロニックアーツ、PS2)
 HALO2(マイクロソフト、Xbox)
 METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER(コナミ、PS2)
 ラジアータ ストーリーズ(スクウェア・エニックス、PS2)
 ロックマン エグゼ 5 チームオブブルース/チームオブカーネル(カプコン、GBA)
 ワンダと巨像(ソニー・コンピュータエンタテインメント、PS2)

■GAME AWARDS INDIES
大賞:
 バーガーメーカー(生島大、PC)

優秀賞:
 MANNEKENPIS(小沼雅嗣、PC)


(ライター 小野憲史)
(RBB TODAY)
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