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★ Slash Gamesは、2007年6月1日より「インサイド」になりました
PSP、ワイヤレス機能は子供も使えるように ― CEDEC2004 SCE川西泉氏講演
9月10日
ソニー・コンピュータエンタテインメントの川西泉氏は、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2004」の講演で、発売予定の携帯型ゲーム機「PSP(PlayStation Portable)」の特徴や開発環境などについて語った。
PSPは、1.8GBのUMDでゲームや音楽ソフト、映像ソフトなどをプレイ可能な多機能型ポータブルゲーム機。ゲーム処理部「Game processing unit」は、CPU(MIPS R4000 1〜333MHz)にFPU(浮動小数点演算ユニット)、VFPU(ベクトル演算ユニット)を搭載、さらにグラフィックエンジンを持つ。グラフィックエンジンは、サーフェステッセレーション(ベジエおよびBスプラインによる曲面処理が可能)、ジオメトリブレンディング(スキニング/ボーンを曲げたときに、角をなめらかにする。最大8マトリクスまで)、バーテックスブレンディング(モーフィング/キャラクタをなめらかに変化。最大8バーテックス、バーテックスの重み付けも可能)に対応する。
また、映像・音声処理部「Media processing unit」は、CPU(MIPS R4000 1〜333MHz)にH.264(MPEG4 Part 10)コーデックエンジン、VME(Virtual Mobile Engine)を搭載する。VMEは、音声・映像のコーデックを処理するプログラマブルなプロセッサ。このように、ATRAC3やMPEG4のデコードにメインのCPUを使用しない構成となっている。
川西氏が強調したのが、PSPに搭載されたIEEE802.11b(Wi-Fi)。PSPはアクセスポイントなしで端末が相互接続する“Adhocモード”と、アクセスポイントを使う“Infrastructureモード”に対応している。DHCPやPPPoE、手動設定が可能で、インターネットに接続してのオンライン機能も利用できるが、「Adhocモードで気軽につないでいく、というのを推していきたい」(川西氏)ということで、ローカルエリアでの通信対戦を強く意識しているようだ。これは、インターネット接続のための設定が必ずしも簡単ではないということで、子供でも楽しめるようにしたいという意向のあらわれだ。
PSPにおけるAdhocネットワークでは、マッチング用のロビーIBSSと、実際に通信プレイをおこなうためのゲームIBSSを分離することで、無関係なトラフィックによる性能低下を抑える仕組みを採るという。
このほか、PSPでは開発環境にも力を入れていくということで、PC上で動作するPSPソフトウェアエミュレータや、Windows版のハードウェアデバッガが提供される。PSPソフトウェアエミュレータは、グラフィックス中心に試作してみるのがメインで、最終的な製品を作成するにはやはりハードウェア環境が必要だが、移植性があるため開発の初期段階では気軽に試せる環境として重宝しそうだ。
CEDEC 2004は、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の主催するゲーム開発者向けカンファレンスで、2004年9月6日から9月8日まで開催された。
(伊藤雅俊@RBB)
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