インテル、90nmプロセスのPentium M 755/745/735を発表 | RBB TODAY
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インテル、90nmプロセスのPentium M 755/745/735を発表

IT・デジタル ノートPC
インテル、90nmプロセスのPentium M 755/745/735を発表
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 インテルは10日、ノートPC向けに初めて90nmプロセスで製造するプロセッサ3製品「Pentium M プロセッサ 755」「同745」「同735」を発表した。これらは、開発コードネーム「Dothan」と呼ばれていたもので、初代Pentium M(Banias)の後継版となる。Dothanは、いずれも300mmウェハ上で製造しており、400MHzのフロントサイドバス(プロセッササイドバス)と2Mバイトの2次キャッシュを搭載したことで、Centrinoモバイルテクノロジの性能をさらに向上させるものだ。

 Dothanの動作クロックは、Pentium M 755が2GHz、同745が1.8GHz、同735が1.7GHzとなる。動作クロック以外はいずれも共通で、TDP(熱設計電力)が21W、動作電圧は1.276〜1.34V、パッケージはMicro FCPGA/Micro FCBGA。

 価格(1,000個受注時)は、Pentium M 755が69,930円、同745が46,440円、同735が32,280円となる。

新世代Pentium Mの特徴

 同社マーケティング本部の本部長であるケヴィン・セラーズ氏は、新世代のPentium Mの特徴として、高集積化を可能にした90nmプロセス技術、従来比約2倍の1億4,000万個のトランジスタ、初めて量産化された歪みシリコンを挙げた。さらに、2次キャッシュの容量が2Mバイトに倍増したことに加え、データを先読みする「データプリフェッチャ」やレジスタアクセスマネージャといったアーキテクチャ面を強化したことで、データ転送が高速化されているという。

Dothanこと新Pentium Mのパフォーマンスおよびバッテリー性能をアピールする、同社マーケティング本部長のケヴィン・セラーズ氏

 また、ケヴィン・セラーズ氏は、新Pentium Mのモバイル向けベンチマークソフト「MobileMark 2002」によるテスト結果も公表した。これによると、755のパフォーマンスは従来製品であるPentium M 1.7GHzの17%増、735が同10%増。バッテリー寿命は、Pentium M 1.7GHzの353分に対し、755が9分増の362分、733が13分増の366分と伸びている。同様に、モバイルPentium 4-M 2.6GHzのパフォーマンスと比較した場合では、755が33%増、733が25%増になるという。

 なお、発表会場では、メーカー各社の最新のCentrinoノートが多数展示されていた。ソニーからは、現時点で製品名すら明らかにされていない、WXGA表示対応の13.3型ワイド液晶搭載モデルと15型SXGA+液晶搭載モデルの2機種を参考出品。IBMでは、技術参考出品という形で、Pentium M 745を搭載したThinkPad T41が展示される。ほかにも、Pentium M 745を搭載した富士通の「FMV-LIFEBOOK 820NAL」や日本ヒューレット・パッカードの「HP Compaq Business Notebook nx7010」などのCentrinoノートが並ぶ。

WXGA表示対応の13.3型ワイド液晶搭載したバイオノート(参考出品)


こちらのバイオも製品名未発表の15型SXGA+液晶搭載モデル(参考出品)


Pentium M 745を搭載したIBMの「ThinkPad T41」(技術参考出品)


富士通の「FMV-LIFEBOOK 820NAL」(参考出品)


日本HPの「HP Compaq Business Notebook nx7010」(参考出品)
《高柳政弘》
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