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占有型FTTHを生かしたIP電話サービス
−DTI&フュージョンインタビュ−
4月からの新生活シーズンの慌ただしさも一段落し、いよいよ落ち着いてライフラインが見直せる時期がやってきた。こうした時期にブロードバンド環境を生かしたIP電話がプライマリー電話として置き換わりつつある現実を取材するべく、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の常務取締役
鈴木氏とフュージョン・コミュニケーションズ
サービス開発第一グループリーダーの市来氏と担当課長の櫻井氏にお話を伺った。
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| フュージョン・コミュニケーションズ 市来氏 |
ドリーム・トレイン・インターネット 鈴木氏 |
−DTIの提供している0AB〜JタイプのプライマリーIP電話サービスのシステムの概要を教えてください。
鈴木:DTIとして提供しているサービスの構造はホールセールモデルです。つまり「TEPCOひかり」という回線と、フュージョンさんから0AB〜JのIP電話サービスを組み合わせて、お客様にワンビリングで提供するという形になります。
櫻井:ネットワーク的には、VTAやルーター側に0AB〜J専用の機器を使っていますが、エンドユーザー側から見たら050の電話サービスを使っている現状のシステムと何ら変わりがありません。うたい文句によくある、「今までの電話がそのまま使えます。インターネットもそのままです」というのとまったく同じで、特別な機器は必要ありません。これまでとちがうところは、050の電話番号であったものが、いままで使いなれてきた既存の固定回線の番号が利用できるというところです。
−TEPCOひかり上でサービスを提供している「POINT
Phoneひかり」のサービスですが、「100メガ占有独り占め」のインフラの上で提供しているサービスであるために、その回線品質はかなり良いのではないかと思われます。その品質が御社のサービスに最適であるというイメージは持たれていましたか?
櫻井:はい。そこはシステム設計としても重要なポイントです。IP電話サービスであっても、これまでの固定電話サービス以下のサービスを提供していいというものではありません。固定電話サービス以上のサービスを提供することで、IP電話サービスのメリットが利用者の方に伝わっていくものです。
市来:仕組み的にも、TEPCOひかり回線上でのサービスには安心感があります。ネットワーク構成的には、日本の制度面の問題で電話用の帯域を確保するためにQoSを設定しています。しかし、TEPCOひかり回線のような占有型サービスの品質であれば、QoSが実行されることはたぶんないでしょう。そういったところからも、光回線、しかも占有型のサービスで電話サービスを提供できることは利用者にとっても安心感につながります。
−DTIは、「POINT Phoneひかり」という名前で、TEPCO光回線上で0AB〜Jタイプの電話サービスを提供されていますが、このサービスのメリットはどんなところにあるのでしょうか?
鈴木:キーワードは4つあります。1番目はNTT基本料金が不要になること。電話を使っても使わなくても固定電話には必ず基本料金が発生しますが、これが不要になるということは利用者にとっても大きなメリットです。2番目は電話番号、電話機、使い方もこれまでどおりであること。つまり、使い勝手はこれまでと何一つかわりません。3番目は緊急通報やフリーダイヤルにも対応していることです。「POINT
Phoneひかり」はこれまでの電話を置きかえてもらうものですから、緊急通報もフリーダイヤルも使えなければ、利用者の方々には受け入れていただきにくいサービスになってしまいます。
最後のキーワードは、料金です。IP電話サービスは通話料が安いというイメージが浸透していますので、「POINT Phoneひかり」も通話料を3分7.875円とリーズナブルな料金に設定しました。しかも、0AB〜Jタイプの電話サービスをご契約いただいても050番号がひとつ割り当てられ、050番号へ通話をしたときは料金が無料になります。
櫻井:「POINT Phoneひかり」の大きな特徴は050の無料電話も存在していることです。お客様に無料通話のある050と今までの番号が使える0AB〜Jのどちらか1つを選んでくださいといっても、どちらもメリットがあり1つに選ぶことはむずかしいでしょう。そこで、「POINT
Phoneひかり」は2つを同時に使えるようにしました。しかし、2つ番号があるからいって、かける相手を考えて発信方法を変えるのでは不親切です。そこで、「POINT
Phoneひかり」には端末側に電話番号テーブルを持たせていて、050の番号があるときは、自動的に050で発信するように端末のアダプターで制御しています。つまりいままでどおりに電話を利用されていれば、先様が「POINT
Phoneひかり」であれば無料接続になるのです。
−サービスインまでにご苦労されたことは何でしょうか?
鈴木:昨年12月からスタートしましたが、関東圏で最初にスタートしたかったこともあり、準備期間が短かったことですね。それでも、関東圏のご利用者の方々にはとにかく使っていただきたいということから、急ピッチで整備を進めました。現在のサービスエリアは、TEPCOひかりのサービスエリアの内、稲城と東久留米を除く東京全域、それに横浜、川崎、埼玉、千葉、前橋、高崎になります。世帯数の70%強をカバーしており、残り30%は今年中を目処にエリア拡大の予定です。
櫻井:0AB〜J電話はこれまでの固定電話を置き換えるものですから、緊急電話に関する対応が勝負です。特に消防エリアに関しては、市町村区単位での対応が求められます。政令指定都市はひとつの消防のエリアが広いので、緊急通報用の経路も一度に広範囲がおさえられます。しかし、これ以外の場所はエリアが小さくなりますので、しらみつぶしに当たっていくしかありません。しかし、どんなときでも安心して使っていただけることが、0AB〜J電話に求められていることです。これからもどんどん対応エリアを広げていきます。
−本日はどうもありがとうございました。
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