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“トリプルプレイの老舗”が提供するプライマリーIP電話とは?
−J:COM 地平茂一氏インタビュー
「トリプルプレイ」という言葉がよく聞かれるようになった昨今。古くからこのトリプルプレイを実践してきた株式会社ジュピターテレコム(J:COM)は、今年の4月から札幌エリアでプライマリーIP電話のサービスを開始した。今回は、J:COM事業開発部
担当部長の地平茂一氏にお話を伺った。
−御社が提供されるプライマリーIP電話サービスのシステム概要を教えてください。
地平:J:COMが提供させていただくプライマリーIP電話サービスのシステム構成は、基本的にはソフトスイッチ、ゲートウェイがあります。ここから先が「光」とは違う所ですが、ケーブルインターネットで使用するCMTS(Cable
Modem Termination System)を置いて、それからお客様宅にケーブルモデムに相当するEMTAを設置させて頂きます。機材的にはこういう構成で、これらをIPでつないでいます。
ソフトスイッチは、東京に設置しており、ゲートウェイとCMTSは札幌の局舎の中に設置しております。
−プライマリーIP電話の場合、緊急通報用の位置情報送信サーバーが必要だと思いますが、いかがでしょうか?
地平:その装置は東京のコールエージェントの横に鎮座しています。今後、私どもは、札幌以外のエリアにもIP電話を広げていく予定ですので、できるだけ効率的な運用を行う為に集中処理できるものは全て東京に設置しています。
−IP電話サービスの概要はいかがでしょうか?
地平:4月20日に札幌でサービスを開始しました。おかげさまで5月分の工事も埋まってしまうほどのお申し込みを頂いております。サービスの特徴は、単体での価格的なメリットと、ほかのサービスとの組み合わせのメリットの双方が挙げられます。
−他サービスとの連携によるメリットは何になりますか?
地平:TV、電話、インターネット。はやりの言葉で言うと「トリプルプレイ」ですが、J:COMはずっと前から使っていました。このトリプルプレイができる所が、J:COMの強みだと思っています。例えば札幌のお客様で、「J:COM
TV」(デジタル)と「J:COM NET」のプレミアに入っている方が、IP電話に加入するとなると、わずかプラス690円でプライマリ電話がご利用できるようになります。
−単独よりも2つ、2つよりも3つの組み合わせのほうが割安なのですね。今度はサービスインまでにご苦労されたことについてお聞かせください。
地平:話せば長くなりますが、一言で言うと「日本で初めてケーブルインフラを使ってのプライマリーIP電話であった」という事につきます。それだけにやりがいもありましたが、大変でもありました。ベンダーセレクションから始まり、関係する折衝先も前例がない事項なので説明・説得に多くの時間が必要でした。
−今後の展開予定はどうなっていますでしょうか?
地平:現時点でお話しできる事は特にないのですが、中・長期的には現在の交換機を使ったシステムはIPを使ったソフトスイッチの仕組みに移行していくだろうと思っています。また、トリプルプレイの収益性の高さは認識しています。ケーブルテレビ局にとって、電話という武器を持つことは、この厳しい競合環境下におきまして新規のお客様の獲得のみならず既存のお客様の解約防止効果の面からも非常に重要であると思っています。
−本日はありがとうございました。
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