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Residential Broadband Networks 2006年2月8日 2時20分更新
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最新 固定電話&IP電話事情 第2回:050 IP電話か、0AB〜J番号の光・IP電話か?
第1回では、通常の一般加入電話から光・IP電話まで、おもに0AB〜J番号で利用できるサービスについて解説したが、050 IP電話と光・IP電話の差や使い勝手について知りたいユーザーも多いと思う。併用も可能なこのサービスの違いについて具体的に見ていきたい。

「通話」に求められる安定性とは?
050 IP電話と光・IP電話の違いは「安定性」と「通話品質」
今あなたが利用している一般加入電話の番号は、何年間ぐらい利用しているだろう? 役所関係の手続きや、会社・学校への連絡、クレジットカード会社からレンタルビデオの会員登録まで、数えきれないほどの回数、その電話番号を書いてきたのではないだろうか。いくら、“IP電話にすると安くなる”と言われても、そんな使いなれた番号を引越でもないのになかなか変えられない、という人も多いだろう。各種の登録変更の作業を考えるだけで、気が遠くなりそうだ。

“加入者間の通話料が無料”という強烈なサービス内容まで提供されているにもかかわらず、050 IP電話が越えられない高いハードルが、ここにあることは間違いない。そして、このハードルを取り払う切り札が、「番号ポータビリティ」サービスだ。

このサービスは、2006年にも実現されると言われている携帯電話向けの番号ポータビリティ(MNP:Mobile Number Portability)の方が話題になることが多いが、固定電話については、一般加入電話から、直収電話やIP電話への片方向に限り、番号ポータビリティがすでに実施されている。

総務省が定める「0AB〜J」を使用するための条件※総務省「電気通信番号規則」より

しかし、直収電話などでは一般的なこのサービスも、以前はIP電話では利用ができなかった。もともと、0AB〜J番号が認可されるためには厳しい条件が設けられており、IP電話に関してはなかなか0AB〜J番号が認可されなかったからだ。右の表は、総務省が定めたIP電話で0AB〜J番号を使うための条件だ。このような厳しい条件がつけられているのは、0AB〜J番号の持つ“信頼性”を維持するためと言える。

0AB〜J番号には、03や045などの番号から、その発信元の場所を特定できるという安心感や固定電話と同等につかえる通話品質への信頼がある。一方で、携帯IP電話端末にも割り当てが可能で、必ずしも場所が特定できず、基地局から遠い場合には通話品質が維持できないなど通話品質にばらつきのある050 IP電話には、0AB〜J番号を割り当てるための条件がそろっていなかった。この条件をクリアしたIP電話が、ひかり電話などの光・IP電話というわけだ。


固定電話と併用の050 IP電話、単独利用できる光・IP電話
FTTHとの組み合わせがポイント
光ファイバーを利用した光・IP電話は、インターネット接続の速度からも推測できるように、距離に左右されず通話に十分な帯域を確保できる。さらに、その帯域の中でも、音声通話をより確実に安定させるため、たとえばひかり電話対応機器の場合であれば、通信速度を保証する技術であるQosに対応。優先的に音声パケット信号を転送し、遅延やパケット損失を防止することで、固定電話相当の音声品質を確保している。さらに、050 IP電話では利用できない110番などの緊急通報番号にも対応した。

こうしてひかり電話をはじめとする光・IP電話は、IP電話が0AB〜J番号を使用するための厳しい条件をクリアし、ユーザーにとっては、このサービスが「基本料・通話料の大幅な節約」を実現させたわけだ。

第一回で概要を書いたが、一般的に、ADSLで利用されている050 IP電話では、110番や119番などの緊急番号が利用できず、そもそもADSL接続自体が一般加入電話の回線を利用しているため、一般加入電話を併用しているケースがほとんどだ。この場合、VoIP対応のIP電話アダプターと電話機を接続し、見た目には050 IP電話として利用していても、03ではじまる従来からの番号と、050ではじまるIP電話番号をふたつ持ち、二重に利用していることになる。

一方、光・IP電話の場合はADSLと違い、そもそも一般加入電話とはまったく別に光ファイバーを引き込んでインターネット接続を実現しているため、双方には直接の関係がない。光ファイバーが電話線のかわりになるのであれば、一般加入電話を利用しないという選択肢もある。具体的にはNTTの回線は「休止」手続きを取り、番号ポータビリティを利用してひかり電話などの光・IP電話に番号を引き継げば、今まで通り同じ番号を利用できるのだ。携帯電話ばかり利用していて、毎月一回も通話しない場合でも“当然かかるもの”だった毎月2,000円前後の基本料が、ひかり電話の場合であれば月525円と大幅に節約できることになる。詳しくは、第一回でも解説した料金表を参照してほしい。

各社のサービス別料金比較表
050 IP電話の場合/ひかり電話の場合

光・IP電話をとりまくさまざまな“誤解”
FAXの利用や050 IP電話の無料通話サービスも利用可能
050 IP電話のサービス開始当時に持ったイメージのまま、「光・IP電話についてもそのままだろう」との誤解がないだろうか。NTT東日本の提供するひかり電話の例で、よくある誤解の真偽を確認してみたい。

(1)光・IP電話は携帯電話への通話に遅延が発生する → ×
ひかり電話の通話品質は固定電話並。通話の際はインターネットのアクセス回線よりもひかり電話の通話音質が優先されるため、一部のADSLで発生する携帯電話への遅延は発生しない。

(2)光・IP電話ではFAXが使えない → ×
G3FAXであれば利用が可能(G4FAXは現在利用不可)。また、相手先の回線がISDNを利用している場合、ターミナルアダプタの設定によって接続できない場合もある(受信は可能)が、このケースについては平成17年11月に改善予定。

(3)光・IP電話ではスカパー!のPPVが購入できない → △
スカイパーフェクTV!のPPV購入にはアナログ回線が利用されるため、PPVの購入は不可。ただし、同社ではFTTHを利用した光パーフェクTV!“ピカパー!”サービスも一部エリアで提供中で、このサービスではもちろんFTTH経由でPPV購入が可能。

(4)光・IP電話では050 IP電話の無料通話は利用できない → ×
ひかり電話対応アダプターに、さらにVoIP対応電話アダプターを接続することで、プロバイダーの提供する050 IP電話も併用が可能。接続方法についてはこちら

(5)光・IP電話対応の電話機でなければ通話できない → ×
アナログ回線用電話機はそのまま使用が可能。ただし、ISDN専用電話機は利用不可。

(6)光・IP電話では留守番電話など付加サービスが利用できない → ×
ひかり電話の場合、キャッチホン、ボイスワープ、ナンバー・ディスプレイ、ナンバー・リクエスト、迷惑電話おことわりサービスがオプションで利用できる。

■参考URL
NTT東日本 ひかり電話
http://www.ntt-east.co.jp/t/




提供/東日本電信電話株式会社
企画・制作/RBB TODAY営業企画部
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