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第3回:洋画は果たしてブロバン・コンテンツの主役になれるか?
2004年10月26日
広帯域のアクセスラインが普及し、「これからはいよいよブロードバンド・コンテンツの時代だ」といわれながらも、はや数年。期待(と焦燥)は高まる一方だ。だが個人的にはいの一番に熱望していた分野が、いままでパッとしなかった。それは洋画が観られる配信サービスである。
しかし世の中は進歩するもので、やっとこさ最近は以前のお寒い状況も変わりつつあるようだ。そこで今回はブロードバンドにおける洋画の存在について考えてみよう。
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魅力的な作品が乏しく、タイトル数も少ないネット上の洋画
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みなさんはブロードバンド・コンテンツなる言葉を初めて聞いたとき、まっさきに何を思い浮かべただろうか? 私の場合は圧倒的に洋画である。
日本でADSLが普及し始め、「ブロードバンドコンテンツ」という言葉がさかんに流通するようになったころ、大の映画フェチである私が連想した未来はこうだった。
「おお、これで洋画がネット経由でガシガシ見られるようになるんだなあ。だったらいちいちレンタルビデオ屋さんに行かなくてすむじゃん。
だいたいレンタル店でビデオを借りると、返すのがめんどくさくなってバカみたいに延滞料がかかるんだよなあ。こないだなんか5,000円も払っちゃったし。
その点ネット経由で映画が配信されるってことは、返却する必要はないわけだよな。こりゃあいいや。それなら喜んでお金を払いますよぉ」
ところがどっこい、そうは問屋がおろさなかった。
以来、ブロードバンドコンテンツと銘打ちスタートした映画のコーナーやらサイトを見ると……。予告編ばかりがズラーッと並んでるだけだったり、はたまた洋画本編にしても古い作品がほとんどだったり(まあこれはこれで価値はあるのだが)。
おまけにタイトル数が致命的に少ないし、どこから見てもショボイ感じはいなめない。個人的には「これにだれがお金を払うんだろう?」てな状況だった。というのも、どうしたってビデオレンタルとくらべてしまうからだ。
ビデオレンタルがこれだけ市場を席巻したのは、安い価格設定と映画館へ行かなくてすむ利便性が大きかったからだ。また観たい映画をいつでも観られるタイトル数の多さも魅力だった。だからロードショーからいくぶん時間がたってても、「やっぱり新作もレンタルで」てな気にもなる。
で、そこそこの映画好きでも映画館に足を運ばなくなり、いまではレンタル店に作品が並んだそのときが「自分の中での封切りだ」てな感覚の人も多い。逆にそれほどコアな映画ファンでなくても、定期的にレンタル店をのぞいて新作が入れば次々に観ている人はけっこういる。
かたやブロバン・コンテンツとしての洋画はどうか? もっぱらのセールスポイントは利便性である。
だが「家にいながらにして映画が観られますよ。どうです便利でしょう?」といくら勧誘されても、観たいものがなければサイフのヒモはゆるまない。かんじんなのはやっぱり「タマ」なのだ。
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