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CES 2003 レポートPart3<展示会総括>
コンシューマエレクトロニクスのワールドカップ
キーワードは ホームネットワーク・ワイヤレス・パートナーシップ
−2003年1月9日〜12日(米国時間)−
2003年1月9日〜12日(米国時間)にわたり、米ラスベガス・コンベンションセンターにて全米最大のコンシューマ向けエレクトロニクスの総合展示会「2003 International CES(Consumer Electronics Show)」(以下、CES 2003)が開催された。
総括レポートとして、今回のCES 2003から得たコンシューマエレクトロニクス市場の動向のポイントをまとめてお送りしたい。
■CES 2003はコンシューマテクノロジーのワールドカップだ
今年のCESは、2,283のメーカーやデベロッパーが30以上ものカテゴリで製品や技術を展示した。128か国から推定11万7,000人の来場者(2002年は9万9,000人)が集い、主催者であるCEAは、その規模を「コンシューマテクノロジーのワールドカップ」と表現した。1967年にニューヨークで約200の企業を集めて始まったこの展示会も、今では10倍を超える規模となり、米国で年間960億ドルの市場動向を占うための重要な展示会となっている。
さて、今年のCESのキーワードは、ブロードバンドを基本とした「ホームネットワーク」「ワイヤレス」と2002年からの動きを引き継いだものとなった。
米連邦通信委員会(FCC)による調査では、米国で家庭や事務所で高速インターネットに接続するための回線やケーブルは、1,600万回線に達しているという(そのうち半数はADSL)。普及率は、韓国や日本に比べ多少の遅れはあるものの、半年で約30%ずつ伸びており、コンシューマエレクトロニクスもネットワークはブロードバンドがベースとなる。
またもう1つのキーワードは「パートナーシップ」、すなわち企業間の提携発表が多くなされたことだ。コンシューマエレクトロニクスが単体の機器を超えて、家中の家電や外部からのアクセスやコンテンツ拡充など1つのメーカーだけでは対応しきれないソリューション提供にシフトしてきていることを示す。
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| CESの会場入り口で来場者を迎えるおなじみの看板 |
北、中央ホール |
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| 一番大きな南ホールは1、2階とも企業のブースで埋まった |
■マイクロソフトはアイキャッチな小物のオンパレード
http://www.microsoft.com/
http://www.microsoft.com/homepage/features/ces2003.htm
毎年、新しい製品や技術を紹介して開催前日を盛り上げるマイクロソフトのビル・ゲイツ会長の基調講演では、近年のマイクロソフトのテーマである「コネクティビティ」「サービス」に重点をおいた講演が行われた(→基調講演の詳細)。
今回は「Anytime Anywhere(いつでもどこでも)」をキーワードに、あらたに2つのアイキャッチな製品が紹介された。それが「SPOT」と「Media2Go」だ。これらは、ポータブルな製品だが、最終的な目的としてはマイクロソフトの「.NET」サービスなど、結局PCに戻ってくるようになっているモデルだ。
・SPOT(Smart Personal Object Technology)
SPOTは、腕時計のような小物に天気予報や交通情報などの情報を表示する技術で、FM放送に使われる一方向の無線通信を使う。Webサイトで個人のスケジュールを登録しておくことで、受け取る情報をカスタマイズできるようになっている。
マイクロソフトブースのSPOTコーナーでは、シチズンやSUUNTなど実際に発売されるSPOT腕時計のモックアップを展示し、実演も行っていた。またSPOTの将来形として、現在の交通状態などから起床の時間を自動的に調整するといったインテリジェントな機能を備えたSPOT目覚まし時計の見本も展示されていた。
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| 基調講演でSPOTを紹介するゲイツ氏 |
・「Media2Go」
また、同じく基調講演で紹介された「Media2Go(コード名)」は、ポータブルメディアプレーヤーと称する、手のひらサイズのメディアプレーヤーだ。Windows CEをベースとするプラットフォームとして、CD、MP3、DVD、テレビなどが視聴できるほか、Windows XPのPCからのシンクロ再生やダウンロードも自動で行うことができるそうだ。次ステップでは、オンラインサービスとのリンクが狙いで、たとえばMSNの音楽サイトからの課金ダウンロードなどが念頭にある。今年の秋には発売される予定。
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