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CES 2003 レポートPart2<開催第一日目>
基調講演 〜 ソニー 安藤国威 社長兼COO
−2003年1月9日(米国時間)−
2003年1月9日〜12日(米国時間)にわたり、米ラスベガス(ネバダ州)にて世界最大のコンシューマ・エレクトロニクスのトレード・ショウ「CES(Consumer Electronics Show) 2003」が開催されている。開催第一日目の9日、ソニーの安藤国威社長兼COOが基調講演を行った。
2001年のCOMDEX Fall 2001の基調講演以来の大きな舞台での講演となった安藤氏だが、余裕のある英語の語り口と華やかなゲスト陣、そしてこれでもかと次々と登場する新製品で一時間半来場者をソニーワールドに引き込んだ。
■エンターテインメント性たっぷりの基調講演
安藤氏登場の前に舞台上の巨大スクリーンに流された映像では、軽快な音楽とともにソニーの製品群がフラッシュバックのように登場した。WEGA(ベガ)、ソニーエリクソンの携帯電話、VAIO、PDA端末のCLIE、アイボ、ビデオカメラ、デジカメ、PS2、そして間に挟まれるソニーピクチャーズ映画の数々・・・・とソニーはまさにコンシューマ市場のエンターテインメントすべてをカバーしていることを改めて印象づける。
最後にこの夏公開されるソニーピクチャーズのヒット映画「チャーリーズエンジェル」の2作目の予告編が流れ、最後にお決まりの台詞「グッドモーニング、チャーリー」の代わりに「グッドモーニング、ミスターアンドウ」と美女が微笑む映像に迎えられて安藤氏が華やかに登場した。
安藤氏はソニーのこれまでの製品を振り返りつつ、ソニーはこれまであらゆるエンターテインメントにおいて新しい体験をハード、ソフトの両面から提供してきたと述べた。今後はこれらのハード、ソフトに、ブロードバンドというネットワークを取り込むことで、いつでもどこでも情報やイメージを共有できるコミュニケーションの価値を提供していく「ユビキタス・バリュー・ネットワーク」の実現に取り組んでいくと述べた。
■「ユビキタス・バリュー・ネットワーク」を実現するために
「ユビキタス・バリュー・ネットワーク」自体は、2001年のCOMDEXで安藤氏が公に提唱する前からソニーの次世代ビジョンとして掲げられていたものだが、今回はそれをどのように実現していくのか、という今後のソニーの取り組みを具体的に発表するという形だ。
安藤氏によるとそれは、
テレビがネットワークのゲートウェイとして生まれ変わる
オープンスタンダードによる接続性を高める
ユーザを中心においた(ユーザがスターになる)ソリューションを提供する
ということになる。
テレビについて安藤氏は、「コンシューマ・エレクトロニクスにおいて大きな変化があるとすればそれはテレビだろう」と述べた。テレビが誕生してから約50年の歴史があるが、単にコンテンツを提供するものからコミュニケーションを提供するものに劇的に進化すると予測する。
オープンスタンダードについては、「いつでもどこでも」を実現するためには、プラットフォームとしてLinuxを採用したり、規格を他社とともに策定していくなど、多くの企業とのコラボレーションが必要不可欠だと述べた。
そしてユーザセントリックな価値については、安藤氏は今回新しく「A World About "U"」というフレーズを持ち出した。つまりUはUserのU、「ユーザこそがあらゆる機器やコンテンツの中心におかれるべきだ」という考え方だが、Unique、Ultimate、Unlimited、Unforgetableなど多くのコンセプトを含んだ壮大な言葉遊びでもある。
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