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市原達也「プロカメラマン市原達也の デジタル一眼コスプレ&モデル撮影テクニック」

第3回:イルミネーションをバックに撮影してみよう

2006年12月11日


 イルミネーションのきれいな季節。いろいろなところでイルミネーションやライトアップなどを見る機会が多いだろう。そこで今回はイルミネーションや街灯などを使った人物撮影のテクニックを紹介しよう。


■ 基本は夜景撮影

 イルミネーションをバックに撮影する場合、三脚を使ってスローシャッターで撮影するのが撮影の基本となる。

 撮影感度はカメラで設定できる最も低い値に固定しておこう。一般的にはISO100前後だろう。前回にも紹介したが、夜景撮影ではノイズが目立つので、撮影感度を低くしたほうがきれいに見える。基本的には夜景をバックに人物を撮影するのと同じ方法で撮影する。屋内や夕暮れ以降に点灯するすため、状況にもよるが、明るさは夜景と同様と考えてよい。


ISO3200にて撮影すると暗部にノイズが目立ってしまう


ISO100で撮影すれば、モデルの顔や背景に気になるほどのノイズは出ない


 三脚の脚は太いほうから順に伸ばしていき、すべて伸ばしても足りないときだけエレベータ(センターパイプ)を使うのが一般的だ。ただ、安価な三脚を使う場合、三脚の脚をすべて出してエレベータを使わないよりも、最も細い脚は短めにして、そのかわりにエレベータを出すほうがブレにくいようだ。

 足場が斜めになっているときは、雲台を傾けてカメラを水平にするよりも、高い場所の脚だけ少し短めにして、三脚全体を水平にしたほうが安定する。

 撮影時は望遠だとブレやすく、広角だとブレにくいことを憶えておこう。シャッターはリモコンか、セルフタイマーで撮影すると、ブレが押されられる。カメラのミラーアップ撮影をするとさらにブレは抑えられるが、たいていの撮影はそこまでしなくてもよい。手ブレ補正機構のあるレンズやカメラは、可能なら手ブレ補正Offでの撮影もしておこう。手ブレ補正を使ったほうがブレが抑えられそうだが、三脚のブレ方が手ブレと異なるためか、まれに余計ブレてしまうことがある。

 撮影モードは夜景+人物のシーンモードがあればそれで撮影してみよう。シーンモードで思った通りに撮影できるのならそれに越したことはない。まずはシーンモードで撮影し、うまく撮影できないときは絞り優先モードマニュアルモードで撮影しよう。


■ 手持ちで撮影

 それほど暗くない場所や三脚を使えない場所で、イルミネーションと人物を撮るのであれば、手持ちでの撮影になる。

 まず撮影感度はどれくらいまで上げても気にならないか、事前に暗い場所で撮影してチェックしておく。ノイズが気にならない範囲でできるだけ撮影感度を上げ、絞り優先モードでフラッシュ撮影しよう。もちろん、手ブレ補正機構を搭載した製品はかなり有効だ。ISO800くらいまでアップし、手ブレ補正機構を併用できれば、夜景に近い状態でも撮影できるだろう。背景とモデルの明るさは前述の露出補正とフラッシュ光量で調整できる。ただし、撮影感度が高い分、人物に当たる自然光の影響も大きくなるので、フラッシュだけではモデルの明るさを調整しきれないこともあるので注意しよう。測光モードはスポットにして、人物の顔を測光すれば、露出は比較的安定する。

 この方法はイベントなどの会場で、風景を生かして撮影するときにも使えるので、マスターしておくとよい。イベント会場では撮影ごとに風景が変わり、露出が大き変わってしまうので、マニュアルモードで撮影してもよいだろう。


明るめの場所であれば手持ちで十分撮影できる。ISO800で1/13秒のシャッター速度だが、やや広角気味の32mmで撮影したので気にならない程度のブレで撮影できた


手持ち撮影だと動きのある写真が撮りやすいため、より自然な写真が撮れる


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