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荻窪 圭「デジカメチェック」
2007年1月5日
小さくて軽くてかわいいD40
 | | ボディとレンズキットの18−55mmレンズ。フォーカスリングが簡略化され、非常に小さくて軽い(約200g)。ボディもシンプルで丸みを帯びてやさしい感じになっており、グリップもしやすい |
D40には意表を突かれた。
ニコンの前回のラインアップは、ベースになる中級機(D100)→そのライトウエート版である普及機(D70)→ファミリー版(D50)、と順番に出てきたわけ。2006年もベースになる中級機(D200)→ライトウエート版(D80)ときたので、次はD80のファミリー版のような普及モデルが出てくるもんと思ってたのだ。
そしたら、まったく新しいモデルD40が登場したのである。機能の取捨選択がすごい。
 | | 左から、D70s、D40、D200。D40が小型で全体に丸みがあるのがわかると思う |
例えば測距システム。D100系は5点測距、D200系は11点測距で、最近はエントリーモデルでも7〜11点測距が当たり前だが、D40は3点測距だ。
例えばレンズ駆動用モーターを取っぱらったこと(これについては後述)。
例えばシャッターは電子シャッター兼用であること(高速シャッター時に太陽などの高輝度被写体があるとスミアのでることがある)。
そして、ボタンの数も減り、たいていの機能は液晶ディスプレイを見ながら十字キーで操作、となった。
その代わりに得たのが小型軽量低価格である。とにかく小さくて軽くてかわいいのである。一眼レフとしては破格の可愛さだ。重さは475g。ペンタックスの*ist DL2が470gなので最軽量ではないが、最軽量レベルだ。
 | | メディアはSDメモリーカードを採用。SDHC規格にも対応している |
そして安い。ボディのみなら5万円台で買える。銀塩時代のエントリー向け一眼レフに近いレベルまできたのである。
 | | バッテリーは上位モデルとは異なる薄型のタイプ。容量は1,000mAhとちょっと落ちているが、CIPA規格で約470枚、ニコン独自条件で約2,200枚の撮影が可能。使っていてバッテリーの持ちが悪いと感じることはまったくなかった |
●エントリー向けに思い切った設計を行ったD40
D40の基本ターゲットは初めて一眼レフを買うエントリー層。たぶん、ファミリーや女性。だから小さくて軽くて安いを最優先にしたのだ。ボディが小さい分小さめの手でも持ちづらいということはないし、全体に柔らかい曲面で指の置き位置も考えられているので、グリップは非常に手にやさしくて持ちやすい。手が大きいとちょっと小指が余るかなというくらい。ボディデザインは秀逸だ。
撮像素子は旧モデルと同じ600万画素のCCDのAPS-Cサイズ。600万画素にとどめたぶん、高感度時の画質もよい。ボディが軽いと逆に手ブレしやすいが、感度も高めなのでシャッタースピードを上げて対処できる。
ISO感度は200から1,600で、さらにプラス1段(3,200相当)分上げることができる。今までのニコンはISO感度を1/3段ずつ変更できるようになっていたが、D40では1段単位に簡略化された。
感度自動制御機能を使えば、ISOオート的に使うことが可能だ。ISO感度の上限と、自動的に感度を上げるシャッタースピードを指定しておけばいい。これは便利な機能でISO感度は1段ずつではなくもっと細かく調整される。
 | | 感度自動制御を使うと、指定したシャッタースピードより落ちたら、最高いくつまで感度を上げるか、という制御を指定できる |
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