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荻窪 圭「デジカメチェック」
2006年4月10日
無敵のIXY DIGITAL登場か? IXY DIGITAL 800 IS
 | | 曲面の組み合わせで構成されているのがよくわかるIXY DIGITAL 800 IS。全体に滑らかなのが特徴 |
なんともはや、すごいデジカメが出ちゃったなあ。
もともとIXY DIGITALって常にどれかが売れ筋ベスト4に入ってるような定番人気デジカメだったんだけれども、慌ててトレンドの技術に飛びついたりせず、他社から半年遅れて追従することもしばしばであったほど。それでちゃんと売れてるんだから、今年の人気トレンドを全部取り入れたIXY DIGITALが出たらどんなことになるんだか……いやはや怖ろしい、と思ってたら、でちゃったのである。まあどこをとっても「一番」というほどではない。欠点もあるし万能なわけでもない。
でも2005年に流行し、IXY DIGITALが出遅れていたトレンドである「ブレ軽減」をしっかりフォローしてきたのだ。
それが2006年春モデルの中で最上位に位置する「IXY DIGITAL 800 IS」なのである。
「ブレ軽減」にはISO感度を上げて被写体ブレを防ぐ「高感度系」と、光学式手ブレ補正機構を組み込んで手ブレを防ぐ「手ブレ補正系」があるけれども、IXY DIGITAL 800 ISは両方を同時に搭載。高感度対応&光学式手ブレ補正を実現してきたのだ。
まあ最上位モデルだけあって価格も他のIXY DIGITALより高くなりそうなのでどのくらい売れるかはわからないけれども、人気モデルになるのは間違いあるまい。
●高感度と手ブレ補正の実力は?
今回の1番の特徴は、なんといってもキヤノンの薄型コンパクトデジカメ「IXY DIGITALシリーズ」では初めて光学式手ブレ補正機構を内蔵したこと。
35-140mm相当の光学4倍ズームレンズに光学式手ブレ補正機構を搭載。いわゆる「スタイリッシュコンパクト」への手ブレ補正機構搭載機としては、LUMIX、Cyber-shot T9/T30に続くもの。DiMAGE X1やCaplio R4を含めても5番目。
常時補正に加えて、撮影時のみ補正、流し撮りモードが用意されている。
明るさはF2.8-5.5。テレ端が140mm相当まで伸びた分暗くなってるが、沈胴式ズームレンズとしてはこんなもんだろう。
さらに撮影最短距離はマクロ時でワイド端2cm。テレ端は40cm。ただ2cmまで寄れるのはほんとうにワイド端だけで、ちょっとズーミングすると最短撮影距離は伸びてしまうのは残念。
 | | ちょっと飛び出てるレンズは35-140mm相当の4倍ズーム |
CCDは1/2.5型の600万画素と下位モデルと同じだ。
この辺は素直にIXY DIGITALのレンズをテレ側に少し伸ばして手ブレ補正機構を搭載したと思えばよさそう。
2番目の特徴は2006年春モデルの特徴でもあるが、ISO800まで対応したこと。ISO感度は80から800。
十字キーの上方向がISO感度に割り当てられており押すたびにISOオート、高感度オート、80……800と切り替わる。数が増えたのでワンボタンで順繰りに切り替えるのはやや面倒だが、独立したボタンがあるのはいい。
ここで気になるのがISOオートと高感度オート時の振る舞い。ISOオート時は最高ISO200まで上がる。比較的早めに上がってくれるので、とにかく少しでも高画質でってときはマニュアルでセットした方がいい。高感度オート時は最高ISO800まで上がるが、それのみならず通常のISOオートよりISO感度は高めで推移する。だからISOオートで1/160秒という明るい場所でも、高感度オートにすると1/320秒で撮れたりする。
そういう意味で、高感度オートは高感度で撮りたいときに加え、少しでも高速シャッタースピードを使いたいときにのみ選ぶといいだろう。
で、画質だが、ISO400まではノイズも目立たず非常にいいでき。ISO800でもディテールはさほど失われないが、全体に細かいノイズがのっかってくる。でも同等CCDを採用する他社デジカメの高感度モードに比べると頑張っているといえよう。
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