
 |
|

|
荻窪 圭「デジカメチェック」
2006年3月1日
スーパーCCDハニカムの高感度と3インチ液晶の「FinePix V10」
 | | ガンメタリック(写真)、シルバー、オレンジの3タイプのカラーバリエーションを持つFinePix V10。レンズは沈胴式。シンプルでいい外観だ |
とにもかくにも「ブレ軽減」の大トレンドは確かなところ。パナソニックを代表とする光学式手ブレ補正組に真っ向から立ち向かったのが2005年の富士写真フイルムだ。高感度仕様で新開発したスーパーCCDハニカム搭載デジカメを続々投入し、「低感度+手ブレ補正」では手ブレは防げても被写体ブレは防げない、高感度にしてシャッタースピードを上げれば手ブレも被写体ブレも防げるし、夜景もきれいに撮れるというキャンペーンを展開して復活を遂げた。
それを観た他社も続々と「ブレ軽減」をうたった製品を投入。光学式手ブレ補正を搭載しない以上、シャッタースピードを上げるしかないのだが、ブレそうなところでシャッタースピードを上げるには「レンズを明るくする」か「感度を上げる」しかなく、でもレンズを明るくする(例えば、F2.8をF2.0にするだけで1段、F1.4にしたら2段分シャッタースピードを上げられる)のはコスト的にも物理的にも(レンズが大きくなる)無理、となれば「感度を上げる」方に行かざるを得ないのである。
電気的に増感してやるだけなので、画質さえ気にしなければISO1,600だろうが3,200だろうが6,400だろうが可能なのだ。ただ増感するとその分ノイズも増強され、画質が激しく劣化していくのである。それを抑えるにはノイズが目立たないような画像処理を施すしかなく、どうしても不自然な絵になる。
それでは、実際にどのくらい違うのか。今回レビューするFinePix V10(1/2.5型512万画素のスーパーCCDハニカムを搭載)と、高感度をそれなりにうたっているソニーのCyber-shot T9とブレ軽減モードで高感度対応するカシオのEXILIM Z600の3機種で比べてみよう。
 | | ISO400時の画質比較 |
どれもISO400にして撮影した写真の一部をピクセル等倍サイズで切り取ってつないだものだ。
一番上がV10。もともと高感度仕様でシャープネスもしっかりしているため、ざらつきはあるがディテールまでちゃんと出てる。CAROL 360というプレートの文字を観れば一目瞭然。ここまでシャープネスを強くかけなくてもいいのに、と思う。
EXILIM Z600は非常にノイズが少ないが、理由は一目瞭然。徹底的にノイズを消す処理がディテールを失わせているのである。だから滑らかだが、シャープさがないぼけっとした絵だ。偽色ノイズを徹底的に減らしたのは見事だがその副作用も出てるわけ。
Cyber-shot T9はその中間くらい。ノイズをやや抑えていてディテールもややつぶれている。Z600ほどではないが、という感じだ。
|




|
 |
















|