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公家幸洋「物欲オヤジのネットワーク実験室」
【最終回・物欲オヤジのネットワーク実験室】
ルータのDNSサーバを使ってPCサーバにさような
2007年5月18日
このコラムのように、「なにか、しようじゃないか!」的なネタは、「昔の公家さんらしい」と言われる今日このごろだ。だけど、すまんね。しばらく原稿を書いていないので、なかなか勘がもどらんのだ。さらには、オヤジは面倒なことが嫌いになってきた。運用の手間をかけずに、家族に尊厳されなければならない。そうさ。さっきまではDNSもDHCPもLinuxで運用していたWebサーバがあったさ。でも、もういいんだ。面倒な運用はやめだ。
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| BINDを使ったDNSの正引。正引きだけではなく、逆引きも設定しなきゃいけない。それなりに手間かけて名前解決の仕組みを整えていく。面倒だ |
■ルータをルータとして使わないという新しい「オトナ買い」
そりゃさ、若かりしきときは、LinuxやFreeBSDで型落ちの非力なPCを使って、家庭内のサービスをなんでもやることがステータスだったよ。でも、オヤジになると、「ネットにつながらなーい」とか、「プリントアウトできなーい」などのトラブルは、かったるくて答えてあげない。そもそも、その手の質問を20年も受けてきたわけだから、そろそろ解放されてもいいだろう、と思うのだ。
実は、その型落ちの非力PCサーバの調子が悪くて、ときどきDHCPサーバが返事してくれないとか、名前の解決ができないという障害が発生していた。経験的に考えると、イーサネットポートかケーブル、スイッチングハブ、基幹ケーブルなどの障害なのだが、今年のオヤジはもうちがう。「そんなかったるいことできるか!」と、新たなマシンを使うことに決めた。
ただ、OSを入れちゃダメだ。そんなに運用の手間をかけたくない。昔からのネット仲間のオヤジ2号に、「オマエはどうしている?」と聞いたら、オヤジ2号はいまだにLinuxマシンを使っていた。2号は、わたしよりも1歳若いだけに元気だ。コイツに聞いたオレが間違っていた。
それならと、仕事仲間のワカモノAに、「そんな箱ない?」と聞いたら、「アプライアンスマシンでいいじゃん」という返事だった。結局それは、OSとHDDが載っている箱だ。OSを入れる手間がないだけで、運用が面倒なことには変わりはない。やはりワカモノAは、まだまだ若い。
そこで、担当編集Aと「どうしようねぇ」と編集部の隅っこで簡易打ち合わせをした。その結果、「ビックカメラやヨドバシカメラで2万円を切っています」の一言で、オヤジは奮起したよ。ヨシ、オトナ買いしよう。この場合のオトナ買いは、数を買うことじゃない。IT機器の大人買いは、メイン機能を使わずに、付加機能だけを使うということだ。「そんなことは、PCにLinuxやFreeBSDを載せてやれよ!」的なことに、ブロードバンドルータを使ってみる。
ここで担当編集Aがリサーチしてきたのは、マイクロ総合研究所の「NetGenesis
SuperOPT100E」というルータ。このマイクロ総合研究所は、オヤジが若いときに64kbpsの専用線を引いていたころから使っていた、お気に入りの会社だ。DHCPに限らず、昔から簡易DNSサーバ機能を持っている。それだけではなく、SNTPとVLAN機能も付いているからだ。つまり、1回の投資で2台分の機能があるので、「また、変なものを買ったの?」と家族から攻められることもない。これはいい。
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| 「NetGenesis SuperOPT100E」。見た目は普通のルータだ |
ちなみに、編集Aは時刻ヲタクで、時刻を合わせることに生きがいを感じているようだ。ヤツは電波時計だらけのオトコなので、以前から「電波時計やGPSを接続した、SNTPサーバのネタをやってくれ」と言われ続けているが、最近のオヤジのポリシーは、LinuxであってもFreeBSDであってもOSはインストールしない。しかし、ルータにSNTP機能がついているなら悪くない。これで編集Aには勘弁してもらおうじゃないか。ついでに、その原稿はそのうちに書くということで。
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