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■メインルータを決め、ルータのLAN側IPアドレスを統一しないと動かない
配線だけならばすんなりいくのであるが、ややこしいのは、メインのルータを決めることと、LAN側IPアドレスを統一することだ。
メインのルータをルータ1とした場合、DNSとDHCP機能もすべてルータ1の機能を使い、ルータ2のDNSとDHCP機能を止めておく。そして、宅内ネットワークのIPアドレス群を決める。192.168.99.*と決めれば、ルータ1のDHCP機能で割り振るIPアドレス群を、たとえば192.168.99.100〜192.168.99.109とすれば、10個のIPアドレスを割り振れる。そして、いちばん重要なことは、ルータ1とルータ2のLAN側IPアドレスに対して、192.168.99.のIPアドレスを割り振る。たとえば、ルータ1が192.168.99.1なら、ルータ2が192.168.99.2となる。ここまでの設定で、PCを起動して問題なくIPアドレスが取得できてネットに出られて、フレッツ・スクウェアにアクセスできれば正常に動作している。ただし、ルータ1が管理するセッション1(ISP)、2(フレッツ・スクウェア)は正しく設定してあることが重要だ。
セッション3(固定IPアドレスのISP)の動作確認は、セッション3の固定IPアドレスに対して、VPN接続をすることでできる。接続パケットはルータ1からインターネットに抜けてルータ3のWAN側につながるので、認証が完了すれば、3つ目のセッションも動作していると考える。もちろん、ルータ2のVPNユーザ管理や各種設定が正しくできていることも必要だ。ひっかかるポイントは、VPN接続時にはVPNサーバがIPアドレスを割り振るものがあるということ。この場合、割り振るIPアドレス群の例としては、192.168.99.110〜192.168.99.111で、デフォルトゲートウェイを192.168.99.2、DNSアドレスは192.168.99.1(ルータ1)を設定する。当然、VPNサーバ機能を持つルータのVPN接続をするユーザ管理も完了している必要がある。
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| 【図1】ネットワーク図 |
■設定は終わり。しかし、PPTPではつながらないところもある
設定自体はこんなもので、PPTPでつながることが確認できれば、屋外にいても、VPN接続をすれば、宅内ネットワークに入り込める。そこで、防犯カメラの画像を眺めるでも、ルータの設定を見直すでも、ファイルサーバにアクセスするでもいい。ただし、1万円程度のVPNサーバ機能を持つブロードバンドルータの場合、VPNプロトコルにPPTPが採用されているものが多い。しかし、PPTPの場合、外出先のネットワークから抜けられないこともある。会社から試したいとか、明確に宅外から利用したいというポイントがあれば、いちどつながるかどうかを試した方がいい。
PPTPで宅内ネットワークの1つの機器になるとどういうメリットがあるかというと、外出先でも自宅と同様のネットワークになるため、公衆無線LANからはポートブロックのためにメールが送れなかったということもなくなる。作業中のファイルを自宅に忘れてきたというときも、宅内ファイルサーバにアクセスすればファイルを抜き出せる。そのかわりに、「作業していたファイルは忘れてきちゃったんですよー」という言い訳も通用しなくなる。
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