|
公家幸洋「物欲オヤジのネットワーク実験室」
自宅のVPNサーバは
Bフレッツでマルチセッション&固定IPアドレス
2007年4月13日
オヤジの家族愛がここにある。携帯電話のメールがやってきて、「ネットワークがつながらないらしい」とのこと。“らしい”ってのはなんなんだ!?
それはともかく、“家に帰るまで待て”と返事をするのか、今すぐ原因を追及するかで、家族内における父親の存在感が大きく変わってくる。ブロードバンド野郎である筆者は、今すぐ原因を追及して直してあげることが「かっこいいオヤジ像」を演出できると思うのだ。
■1つ目はメインのISP、2つ目はフレッツ・スクウェア、3つ目はVPNサーバ
Bフレッツの特徴の1つに、2つのセッションが利用でき、複数のISPに同時につなげられるというものがある。家庭向けのBフレッツでは、標準の契約で2つまで同時につなげられる。1本がメインのISPへの接続で、もう1本がフレッツ網というのが一般的な使い方だ。フレッツ網につなげると、フレッツ・スクウェアというサイト(http://www.flets/:フレッツのみの接続)にてオンラインでフレッツのオプションの申し込みや解約ができる。さらに、音楽やアニメーションといった高品位コンテンツを視聴できるため、最先端の広帯域ストリーミングが楽しめる。
このフレッツ網への接続だが、ISPへの接続にも切り替えられるのだ。たとえば、宅内LANにログインするために、ISPをもう1つ契約し、固定IPアドレスを割り当てるといったこともできる。しかし標準の契約だと、セッションが2つしか使えないため、フレッツ網につなげるときは、セッションを1つ切断するという操作が必要になり、実に面倒だ。
これを解決する方法がある。セッションを追加するというオプションサービスを契約するのだ。セッションを追加する場合は、NTT東日本でもNTT西日本でも、フレッツ・スクウェアから申し込める。1時間もすれば追加セッションが使えるようになるので、標準で提供されている2つを加えて、合計で3つ以上のセッションが利用できるのだ。
固定IPアドレスで接続している3本目のセッションは、VPN用として外部から宅内にログインできるようにしておくと、「宅内ネットワークがつながらないのぉ」という家族の悲鳴に対しても、リモートである程度まで原因の追及ができる。リモートで原因の追及ができることは大切で、夜までほったらかしにされるのか、解決のための糸口がもらえるのかによって、「さすが、オヤジはすごい」という信頼が得られる。それが家族への愛ってもんだろうが。
このときの接続は、図1のようになる。ルータ1はひかり電話対応ルータを(2セッション対応)、ルータ2はVPNサーバ機能を装備したブロードバンドルータを想定している。図では、2つの接続図を記載しているが、左の設定はルータの上流で2分岐させたため、どんな環境でもつながる例。右の設定は、ルータ1がPPPoEセッションを通過させられる設定になっていればつながる例。どちらも物理的に正しい配線であって、ネットワーク的に正しい配線ではない。
 |
| 【図1】ネットワーク図 |
|