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■電線はどこまでも続く-コードレス電話同様に親機と子機をセットにする
それでは、実際にPLCアダプタを使ってみる。ここでは、アイ・オー・データ機器の「PLC-ET/M-S」で試す。これは、親機と子機がセットになっているモデル。「HD-PLC」方式を採用し、理論値で最大190Mbpsとされている。
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| PLCアダプタの正面。PLC、LAN、親機、のランプがある |
アダプタの裏側。コネクタは電源とイーサネットポートのみでシンプル |
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| アダプタの側面その1 |
アダプタの側面その2 |
PLCアダプタの設計思想はコードレス電話に近く、あらかじめ設定した親機と子機が一対多でつながるというものだ。親機と子機間はセキュリティを保持したトランシーバとしてつながるため、認識されていない親機と子機が通信することはできない。
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| PLCアダプタの上部。ここにセットアップボタンがある |
子機と親機はハードウェア的に違いはなく、スイッチで切り替えられる |
登録作業が必要なので、面倒くさいと感じられやすいが、考え直してもらえれば分かるだろう。電気の配線はどこまでも続いている。集合住宅やオフィスでは、変圧器や配電盤、サージフィルタによってPLCアダプタが使う周波数帯域の減衰は生じるであろうが、0が保証されているわけではない。早い話が、隣近所のPLCアダプタが完全に見えないという保証はされていないからこそ、コードレス電話機のように、親機と子機を定めてつなげる必要がある。
PLCアダプタを初めて使うときに必要なことは、親機に子機を認識させること。これだ。ペアリングの作業さえ終わってしまえば、親機に電源を入れてイーサネットポートに宅内ネットワークのイーサネットにつなげる。一方の子機は、テレビ付近に持っていって電源を投入し、子機のイーサネットポートにテレビなりHDDレコーダのイーサネットをつなげる。とはいえ、PLCアダプタにはイーサネットポートは1つしかないので、複数の機器がある場合は、ハブを使ってイーサネット信号を分岐する。
この作業で、いままでイーサネットケーブルを引くのが面倒くさかったテレビの周りでもイーサネットが使えるようになる。
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