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公家幸洋「物欲オヤジのネットワーク実験室」
「Napster」こそブロードバンド時代の音楽配信スタイル
「Napster」がブロードバンドスタイルとなり、定額モデルで上陸した。これまでのCD-ROMを購入するという都度課金スタイルに慣れきっていると、Napsterの定額コンセプトを見誤ることになる。Napsterは所持しない音楽の世界を作ろうとしており、音楽再生のスタイルを根本から置き換えるモデルとなる。
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| Napsterの画面 |
■Napsterは曲を保持しない。それがブロードバンドスタイル
Napsterを語るにあたり、楽曲再生に関して“所有”から“利用する”に意識を変える必要がある。国内においては、レンタルCDという楽曲再生に関して利用するという考え方が浸透しているが、レンタルCDは特定楽曲に関して、レンタルをして一時的に手元に入手するという考え方だ。ところがNapsterの基本的な考え方は、手元にまったく入手しない。そのかわり、150万曲の楽曲はレンタルCDを借りると同じように、都度料金を支払わずにいつでも自由に聞ける。そのかわりに、毎月定額料金を支払うというものだ。
別な意味、月次料金さえ支払っていれば、つねに150万曲を聞けるわけで、しかも返却やリッピングという面倒くさい作業から開放される。どんなにローカルのハードディスクがクラッシュしてこわれようと、NapsterであればNapsterサーバ上に楽曲とプレイリストが保存されている。つまり、場所もとらなければデジタル化の余計な作業も不要。しかも、パソコンがこわれたといってデータを失う心配もない。すべてを月次利用料金で解決してくれるものがNapsterである。
この定額・使い放題というコンセプトは、ブロードバンド時代ならではのものだ。楽曲再生のブロードバンド対応コンセプトは、フルコーラスで高いビットレートで聞ける。しかも、聞ける上限数があるわけでもなく、聞くたびに都度料金を支払うとこともない。楽曲は所有しないのでPCが壊れたりPCを交換してもサーバにさえアクセスできればすぐに復帰でき、必要なときにはネットワークを通して曲がやってくる。まさにNapsterはブロードバンド時代にマッチしたサービスだ。
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