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●8. ●ダウンロードが完了してから再生が始まるように見えますが、ストリーミングになっているのですか?
コンテンツをダウンロードしてから再生している場合は、ストリーミングではありません。これは「プログレッシブダウンロード」と呼ばれるものです。WMPの[表示]メニューの[統計情報]を開き、[詳細]タブを開くと、使用中の帯域幅が表示されますが、この値が「0Kbps」になっていて、プロトコルが「HTTP」の場合は、ストリーミングではなく、プログレッシブダウンロードになっています。プログレッシブダウンロードは、高品質な映像を回線速度に関わらず、品質を損なわずに届けたい場合に使用しますが、コンテンツがクライアント側に残ってしまうという面があります。プログレッシブダウンロードではなく、ストリーミング配信したい場合は、第4回コラムを参照してください。
●9. Windows Media サービス 9 (以下、WMS9)が起動できないのはなぜですか?
通常、WMS9の起動は、[スタート]メニューの[プログラム]−[管理ツール]−[サービス]からWMSサービスを開始する、という手順になりますが、このサービスが開始できないのには、以下の原因が考えられます。
▲Administrator権限でログインしていない。
WMSが起動できるAdministrator権限でログインしているか確認します。
▲ポートが他のサービスと競合している。
WMS9で使用するポートが、すでに他のサービスで使用するポートと競合していないか確認します。
●10. バッファリングが多発してしまうのはなぜですか?
以下の原因が考えられます。
▲コンテンツのエンコード帯域が、クライアントが受信できる帯域よりも高い。
クライアントが受信できる帯域よりも、視聴しようとするコンテンツの帯域のほうが高い場合、バッファリングが多発します。クライアントの視聴環境に合わせたコンテンツを作成しましょう。
▲クライアントからサーバまでの経路が遠い、もしくは何らかのボトルネックが発生している。
どの経路を通っているのか確認してみます。Windowsの場合、コマンドプロンプトで、「tracert <サーバのIPアドレス>」とコマンドを実行すると、サーバまでの経路を確認することができます。ネットワーク的に遠いクライアントもカバーしたい場合は、負荷分散を検討する必要があります。負荷分散については、第10回コラムを参照してください。
▲サーバへの同時接続数が多すぎる。
サーバのネットワークのパフォーマンスによって、一度に送信できるストリーム数は限られています。サーバが過負荷の状態になると、データの損失、送信の中断、およびクライアントの接続の切断が頻繁に発生します。まず、サーバが配信できるストリーム数と配信帯域を把握するために、サーバのパフォーマンステストを実施してみましょう。パフォーマンステストについては、第10回コラムを参照してください。
限界値がわかったら、サーバおよびネットワークの限界値を超えないように、クライアント接続および帯域幅の制限をサーバに設定します。制限の設定は、WMS9の管理画面から行います。サーバ全体に制限をかけたい場合は、サーバ名をクリックし、各公開ポイントに対して制限をかけたい場合は、公開ポイントをクリックして、右側に表示された[プロパティ]タブの[制限]で、各種制限を行います。下図は、サーバ全体に対して、クライアント数:200、帯域幅:10Mbps、1プレイヤーあたりの帯域幅:900kbpsの制限をかけた例です。
●11. エンコーダからのライブストリームがサーバに届かないのはなぜですか?
以下の原因が考えられます。
▲ネットワークの疎通がとれていない。
エンコーダからサーバへPingで疎通確認します。
▲サーバが起動していない。
サーバが起動しているかどうかを確認します。
▲(エンコーダからプルの場合)ポート番号が合っていない。
エンコーダで指定しているポート番号とサーバの公開ポイントで指定しているポート番号が合っているかどうかを確認します。ポート番号の指定方法は、第3回コラムを参照してください。
▲途中経路にファイアウォールが存在する。
エンコーダとサーバ間で使用するポート番号(デフォルトで8080)を、ファイアウォールに空けるように設定します。
▲エンコーダとサーバ間の帯域が足りない。
エンコーダとサーバ間の帯域よりも、コンテンツのエンコード帯域が大きいと、サーバにライブストリームが届きません。エンコード帯域を小さくしてみましょう。
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