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工藤めぐみ「ブロードバンド時代のコミュニケーション術」
ストリーミング配信に挑戦! 第10回:【応用編】大規模ライブ配信を実現するためには
2003年11月19日
よく、アーティストのライブなどをインターネット中継する企画がありますよね。筆者は、大のユーミンファンなのですが、毎冬開催される苗場のコンサートには、なかなか現地まで行かれないので、自宅からインターネットでコンサートのライブ中継を楽しんでいます。こういったライブ中継は、特定の時間内に集中的にアクセスが来るため、1台の配信サーバではとても捌ききれません。大規模ライブ配信を実現するためには、複数の配信サーバを効率よく配置する必要があります。
■大規模配信を実現するための4つのステップ
こういった大規模配信を実現するには、次の4つのステップがあります。
1. 同時アクセス数の予想を立てる
2. 配信サーバのパフォーマンスを把握する
3. 配信ネットワークのパフォーマンスを把握する
4. ロードバランス(負荷分散)を検討する |
以下、順に解説していきます。
■1. 同時アクセス数の予想を立てる
「今回のライブ中継イベントには、どのくらいの帯域のコンテンツに、同時何人からのアクセスが見込まれるのか?」と、まず予想を立ててから、サーバ構成・ネットワーク構成を検討します。たとえば、500kbpsのライブコンテンツを同時1,000人に配信するのであれば、合計500Mbpsの配信構成を検討することになりますね。もちろん最初から、「先着xxx人限定」と謳ってしまうのもありでしょう。
■2. 配信サーバのパフォーマンスを把握する
配信サーバ1台あたり、「同時何人への配信に耐えられるのか?」や、「同時何Mbpsの配信に耐えられるのか?」といった、サーバのパフォーマンステストをしておきます。Windows
Media 9 には、膨大なクライアント要求をシミュレーションできる負荷クライアントツール「Windows
Media Load Simulator 9 シリーズ」が無償で提供されているので、これを利用します。1台あたりの配信数がわかれば、今回のイベントでは、何台のサーバが必要かわかります。また、複数のサーバで配信をする場合は、「スプリットの設定」が必要になります。
<Windows Media Load Simulator 9 シリーズのダウンロード>
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/9series/server/ loadsim.aspx
<Windows Media Load Simulator 9 シリーズの使い方>
(1) Windows Media Serverに負荷をかける準備をします。
配信サーバに負荷をかけるためには、Windows Media Serverのコンテンツのソースディレクトリ(デフォルトは、C:WMPubWMRoot)に、「WMLoad.asf」という名前のコンテンツを置きます。Windows
Media Encoderを使って作成するか、サンプルファイルをリネームして作成します。
(2) Windows
Media Load Simulator 9 シリーズ(以下、WMLS9)を起動します。
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