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工藤めぐみ「ブロードバンド時代のコミュニケーション術」
ストリーミング配信に挑戦! 第9回:【応用編】マルチキャストで配信してみよう
2003年11月5日
今までコラムで取り上げてきた、「ユニキャストによるストリーミング配信」は、クライアントの数が増えれば増えるほど、サーバに負荷がかかる上、ネットワークの帯域を浪費してしまいます。たとえば、500kbpsのコンテンツを20人にストリーミング配信する場合、サーバ側では、10Mbpsの帯域が必要になります。
一方、「マルチキャストによるストリーミング配信」は、1つのデータコピーをマルチキャストアドレス(グループ)に送信し、クライアントは、マルチキャストのグループにジョインするという形態になっています。データの複数コピーは、データを要求していないクライアントには送信されないので、効率よく配信することができます。たとえば、500kbpsのストリーム配信を20人に配信する場合でも、サーバ側に500kbpsの帯域があればよいのです。
ただし、マルチキャストで配信するには、サーバ、メディア プレイヤ、ルータ、スイッチ、その他すべてのネットワーク機器がマルチキャストに対応している必要があります。もちろん、Windows
Media 9もマルチキャストに対応しています。しかし、インターネット上のすべてのネットワーク機器がマルチキャストに対応しているとは限りません。このため、マルチキャストはイントラネット上で多く使用されています。そこで今回は、イントラネット内のクライアントにWindows
Mediaサービス9(以下、WMS9)を使ってマルチキャスト配信する方法を紹介します。
なお、第2回でも触れましたが、Windows
Server 2003のEnterprise EditionとDatacenter Editionはマルチキャスト配信ができますが、Standard Editionではサポートされていないためマルチキャスト配信できません。ご注意ください。
■WMS9によるマルチキャスト配信
WMS9によるマルチキャスト配信は、ライブのみサポートされています。オンデマンドでのマルチキャスト配信はできません。コンテンツをマルチキャスト配信するには、WMS9の管理画面を開き、ブロードキャスト公開ポイントを使って設定していきます(ブロードキャスト公開ポイントの作成方法は、第3回のWMS9の設定を参照してください)。
(1) マルチキャスト配信に使用するブロードキャスト公開ポイントを停止しておきます。
開始状態になっている場合は、左側のウィンドウに表示されているブロードキャスト公開ポイントを右クリックして、[停止]をクリックします。
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| 公開ポイントの停止 |
(2) マルチキャストストリーミングを有効にします。
右側の詳細ウィンドウで[プロパティ]タブを開き、[区分]の[マルチキャストストリーミング]をクリックします。[プラグイン]で、[WMS マルチキャスト
データ ライタ]を右クリックして[有効]をクリックします。
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| multicast(ブロードキャスト)のプロパティ ※クリックで拡大表示 |
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