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第4回:ミクシィ「mixiミュージック」 〜曲を聴くだけで音楽友だちの輪が広がる〜
2006年7月18日
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の「mixi」が、新サービス「mixiミュージック」をスタートさせた。このサービスはWindows Media Player、またはiTunesで音楽を聴くだけで、ユーザ同士が楽曲情報を共有し、音楽の嗜好をもとに交流できるサービスだ。
5月22日から有料サービス「mixiプレミアム」の会員向けに先行公開されていたが、6月28日からmixi全ユーザに無料公開された。
ではその開発意図や、ユーザがハマるポイントはどんなふうなのか? 今回は「mixiミュージック」をお題に、音楽で人と人とが盛り上がるツールの秘密を探ってみよう。
自動的に張り巡らされるリンクが「似たもの同士」を呼ぶ
最初に「mixiミュージック」の機能をおおまかに説明しておこう。まず「mixi station(このページはmixi利用者のみアクセス可能)」というソフトをダウンロードし、インストールする。このソフトを起動しておけば、Windows Media PlayerまたはiTunesで再生した楽曲のデータが、自動的にmixiのサーバへ転送される仕組みだ。
▲画面1 「ミュージック」ページ 注)掲載ページは筆者とは無関係です
そしてこれらのデータをもとに、ユーザ個々の「ミュージック」ページ(画面1)に「最近のプレイリスト」(最近聴いた曲のリスト)や、よく聴いているアーティスト/楽曲のランキングなどが表示される。
このうち「最近のプレイリスト」には、楽曲名とアーティスト名のほか、その曲を聞いた日時も出る。一方、ひんぱんに聴いた曲は、「アーティスト別」と「楽曲別」にそれぞれのランキングが表示される。
アーティスト名の横には吹き出しの形をしたアイコンがあり、クリックするとその人が聴いている音楽についての感想などを書き込める。
このコメント機能が、ユーザ同士のコミュニケーションを活発にするための道具である。
▲mixi事業部事業部長 片山正業氏
ミクシィのmixi事業部事業部長・片山正業氏は言う。
「だれかのページやランキングを見て共感すれば、何かしら感想を伝えたい気持ちになるものです。コメント機能はそんなニーズを満たし、ユーザさん同士が交流するための仕掛けです。また訪問者の書き込みに対し、リストの主がコメントを返すこともできます。日記にコメントを付け合うようなコミュニケーションが、楽曲に対してできるわけです」
▲画面2 アーティスト専用ページ
また表示されたアーティスト名と楽曲名にはそれぞれリンクが張られ、アーティスト/楽曲の「専用ページ」(画面2、3)に飛ぶ仕組みだ。
アーティストの専用ページには、そのアーティストのどの曲がよく聴かれているかがわかる楽曲ランキングや、関連するコミュニティ、そのアーティストをよく聴いている上位50人のユーザなどが表示され、これらすべてにリンクが張られている。
つまりユーザAさんの個人ランキングを見てアーティスト専用ページへ飛び、そこからまた別のユーザBさんのページへ移動したり、おもしろそうなコミュニティを発掘したりできるわけだ。
▲画面3 楽曲専用ページ
また専用ページの左上にはアルバムのジャケット写真が表示され、クリックするとAmazon.co.jpの該当ページに飛ぶ。一方、楽曲の横にiTunesのアイコンが表示されていれば、そこからiTunes Music Store(iTMS)に移動して曲を試聴したり、購入することができる。
▲画面4 「アーティスト情報」欄
もうひとつおもしろいのは、Wiki的な要素を盛り込んでいる点だ。たとえばアーティストの専用ページには「アーティスト情報」欄(画面4)があり、バンドのメンバーやアーティストのプロフィール、ディスコグラフィーなどを誰もが自由に共同編集できる。
また「このアーティストが好きなら、たぶんこれも好きになりますよ」的なおすすめのアーティストを紹介する欄も編集でき、自分の知らないミュージシャンを開拓するのにも役立つ。
音楽を媒介に他人とコミュニケーションするためのサービスではあるが、それだけでなく自動的に自分の中の「音楽世界」も広がっていくのである。
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