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第1回:GyaO「SHAKE THE MUSIC LIVE」 〜イベント性とハプニング性が織りなす総立ちのヒミツ〜
2005年12月5日
産みの苦しみが続いたブロードバンド・コンテンツの世界は、ここ半年から1年ほどで第1コーナーを回りつつある。「これなら観たいな」、「使ってみようか」と、ユーザの食欲をそそる企画が続出するようになった。
そこで新スタートするこのスポット連載では、お客さんに刺さるコンテンツ系のサービスや企業をマナ板にのせ、なぜそれが時代を射抜いているのか? を分析する。第1回の演目は、USENとBS朝日がタッグを組んだ放送と通信の二人三脚だ。
USENはBS朝日と共同で、2005年9月29日から新企画を始めた。月1回のペースで開く音楽ライブイベント「SHAKE THE MUSIC LIVE」である。
だがこやつはただのコンサートじゃない。リアルの世界とインターネットをつなぐ空間移動装置であり、さまざまな音楽ジャンルと異なる世代、過去と現在を交差させるタイムマシンでもある。
▲第1回イベントの出演陣
こけら落しには押尾コータローや小椋佳が出た。ゲストは南こうせつだ。第2回目も韓国ドラマ「美しき日々」でブレイクしたイ・ジョンヒョンから、伊勢正三みたいな重鎮まで、異種格闘技なメンバーを4組そろえた。寄って立つバックボーンが違うアーティストを意図的に選んでいるのだ。
ライブで収録した映像は、両社がそれぞれインターネット用、テレビ用に料理したうえでお客さんに出す。USENは無料ブロードバンド放送GyaOのVOD配信コンテンツとして、一方のBS朝日は週1回オンエアする音楽番組「SHAKE THE MUSIC」で一部を流す。
ネットのVOD配信とテレビ番組のために、ゼロから新規でコンテンツを作ろう。で、いつもなら「今日は楽しかったね」で通り過ぎるライブ・イベントを素材に、インターネットとテレビそれぞれの特性にあわせて食卓にのせる。
動画コンテンツ用にまったく新しく制作するから、「GyaOでしか観られない」というダシが出る。またネット配信を前提にアーティストへ出演依頼するため、ネックになりがちな権利問題も初めからクリアしている。ユーザとサービス事業者、権利者みんながひとつぶで2度おいしい。
じゃあ放送と通信がタッグを組んだ「SHAKE THE MUSIC LIVE」は、内部でどんな化学反応が起きているのか? 舞台裏にある思惑とは? ビジネスとしての可能性だけでなく、なぜ「SHAKE THE MUSIC LIVE」は、ユーザを「クリックしたい気持ち」にさせるのかもふくめてスキャンしてみよう。
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