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少年探偵まかり通る |
金田正太郎君は、少年探偵です。
少年探偵ですから、大人顔負けの行動力と推理力で悪漢どもを常にギャフンと言わせます。
少年探偵ですから、いつもブレザーにネクタイで決めています。でも下半身は半ズボンにハイソックスです。まるで七五三です。
少年探偵ですから、未成年でも自動車を運転し、拳銃を携帯、たまに発砲もします。大塚署長など警察の応援もあるので怖い者なしです。
少年探偵ですから、鉄人28号の操縦なんて簡単にできちゃいます。
出来ないのは、酒とタバコと女遊びと博打ぐらい。少年探偵ですから……。
少年探偵。何とも魅力的な響きであります。そのルーツは、江戸川乱歩先生の「少年探偵団」シリーズでしょう。戦前戦後を通し、60年代初頭まで、発表され続けた本シリーズは、少年達のハートを鷲づかみにいたしました。そのため、特撮&アニメの黎明期は少年が主人公となり悪をこらしめるというパターンがポピュラーになものでした。
『まぼろし探偵』(原作1957年/テレビドラマ1959年)、『少年ジェット』(原作/テレビドラマ1959年)、『少年探偵団』(テレビドラマ1960年)、そして、『鉄人28号』の連載がスタートしたのが1958年。その後、ラジオドラマ、実写ドラマを経て、このテレビアニメが放映されたのは1963年でした。
まさに少年探偵の黄金期です。
その後、巨大ヒーローや変身ヒーローの台頭によって、徐々にテレビの少年達は、マスコット的な存在に追いやられていくのでした。
と、寂しそうに語っていますが、我々、当時のテレビッ子には、ホシノ少年とか、青影とか、ヒーロー物に登場する少年は、あまり人気がありませんでした。同じ子供の分際で、なぜヒーローにタメ口なんだ? 生意気だ! まぁ、嫉妬ですね。
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