 |
さえない男の大逆転でどんよりした季節を乗り切ろう!!
|
|
 |
2006年6月14日 <映画>齊田安起子 |
 |
| 人は一度でも手痛い失敗をすると臆病になるもの。今度こそはと闘志を漲らせる熱血ヒーロー的な生き方は、理想だけれど実際にはハードルが高く、苦しい思いは二度とごめんというのが本音ではないでしょうか。加えて、年を重ねるに連れて何かと億劫にもなります。気力が萎えるんですね。これがクセモノです。そんな再出発リハビリ状態からの奮起を描く映画を4本ご紹介したいと思います。 |
 |
 |
 |
 |
出会い系サイトで恋に落ちる!? |
|
 |
 |
 |
| |
 |
 |
 |
| |
理想の恋人.com (2005年アメリカ映画)

配信:CinemaNow
配信終了:2006年7月10日

TM & (c) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. |
|
 |
 |
1本目は、離婚後の次の出会いに躊躇する男女サラとジェイクをダイアン・レインとジョン・キューザックが演じたコメディ『理想の恋人.com』。出会い系サイト“パーフェクトマッチ・ドットコム”を通じてサラを知り、あっという間に恋に落ちるジェイクは、クラシックな木製ボートの設計と建造を手がけるボードビルダー。商売っ気ゼロの頑固な職人気質と美を追求するアーティスト魂の持ち主ゆえに、要領よく立ち回るなんて芸当はとてもとても。
妻に捨てられ意気消沈しながらもジェイクの理想は『ドクトル・ジバゴ』的大恋愛。つまり、今どき珍しいロマンチストなわけで、その彼が真っ直ぐな心でサラにアタック(死語ですか?)。もちろん当たって砕けろの精神だけで事が上手く運ぶほど映画も現実も甘くない。でも、ジェイクの不器用なまでの一途さがあればこそ、サラも孤独なシングル生活に見切りをつけるべく本腰を入れるようになるのですから、ほとんど捨て身の彼の奮起にはエールを送りたいもの。
演じるのは『ハイ・フィデリティ』同様しょぼくれ男をやらせればピカイチのジョン・キューザック。余談ですが、実は彼、キスが上手いんです! これについてはまた別の機会にじっくりと取り上げたいと思います。 |
 |
 |
|
 |
ロシア美女ナディアに扮したキッドマンがオトコを骨抜きに |
|
 |
さらに、花嫁も見繕ってくれるサイト“ロシアより愛をこめて”の登場となるのはニコール・キッドマン主演の『バースデイ・ガール』。ロンドン郊外に住む、真面目だけが取り柄の銀行員ジョン・バッキンガムは英語が堪能なことを条件にインターネットでロシア美女をメールオーダーし、脱・退屈で孤独な生活を目論むのですが…。
元よりパソコンとクレジットカードだけで理想の結婚相手を手に入れられるはずもなく(世の中そんなに甘かない!)、ジョンは思いもよらないハードボイルドな人生のターニングポイントを迎えることに。英語が通じないロシア美女ナディアに扮したキッドマンの手練手管に骨抜きにされるジョンを演じるのは『シン・レッドライン』『完全犯罪クラブ』のベン・チャップリン。常に受身で生きてきた男が、何もかも失ってようやく目覚め、映画の冒頭とラストでは明らかに顔つきが違います。人生には荒療治も時には必要ってことでしょう。 |