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その人の名前で検索をかけてみるか
2006年12月13日
私が最近、個人的な興味で知り合いに聞いて回っていることに、新しく誰かと知り合った時に、その人の名前をインターネットの検索エンジンに入れてみるかどうか、というのがある。もう少し具体的に言うなら、そうして提示された候補のページのいくつかを見て、その人の人となりを、公開されている情報の範囲で調べようとするか、ということである。
実はこの質問をすると、少なくとも私の身の回りでは、2種類の対照的な反応が返って来ることがほとんどだ。1つは「もちろんやってみるでしょ」と、当然のこととして捉えている人だ。もう1つは「どうしてそんなことするの?」と、さも個人情報を漁るストーカー紛いの行為であるかのように捉える人だ。
この対照的な反応のどちらをとるかは、その人がインターネットに、またはインターネットで何かを調べるということに習熟しているかどうかと、緩やかな相関関係を成すように思う。この場合、調べようとするものが個人情報なので、その点でいくらか割り引いておく必要はあると思う。しかし、ネットで物事を調べるのに習熟しているタイプの人なら、概ね前者の反応をするのではないだろうか。
そういう人たちは、ネットで公開されている情報を検索するのがどうしていけないのか、という発想をする。それは誰の目にも触れるはずの場所に掲示されている情報であり、現に検索エンジンで簡単に出て来る。ことさらに人の秘密を嗅ぎ回っているのとは違う、と。
ちなみに、なぜ私がそんなことを聞いているかというと、私が新しく知り合った人に検索して知った情報のことを話したら、なぜそんなことを知っているのかと、大変いぶかしそうに見られ、そこで検索エンジンで調べたことを言ったら、さらに警戒されたことがあったからだ。その時はていねいに説明して理解してもらえたが、人によって感覚が大きく違うことに驚くとともに、誤解を生む可能性があることに気をつけようと思ったのだった。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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