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ウイルスメールを通報すべきか
2006年9月12日
最近はウイルス対策ソフトもそれなりに普及して来たのか、ウイルス由来のメールが届くことも少なくなった気がする。さすがに私も、自分宛てに届いたウイルスメールの数を記録してはいないので、あくまでも根拠のない感想だが、PCを使う人が増え、やり取りするメールの数も多くなった割には、私に来る数は一時期よりむしろ減ったような気がする。
とは言え、もちろん時々はウイルスメールが届く。一般にマスメール型のウイルスに感染したPCからは、感染者が気付いて対策をしない限り、毎日何通かずつウイルスメールが送られて来ることになる。このコラムでも以前、そういう話を取り上げたことがある(*1)。
私はウイルスメールが届いても、たいていは単に削除するだけで、特に何もしない。こちらは対策ソフトを使っているので、具体的な被害を受けることはまずないし、どこかに通報するのも面倒だからだ。模範的な対応でないことは承知しているが、もはや既知のウイルスメールが1通2通届いたくらいで大騒ぎをする時代でもない。実際、ほとんどの場合、少し経てばウイルスメールは来なくなる。利用者が感染に気付いて対策をするのだろう。
ただ、それも長期間続くと、やはり通報した方が良いのかなという気になって来る。一般的には送信元のプロバイダに、対策を要請する文とともに、ウイルスメールのヘッダをいくつか送るだけなのだが、それはそれでやっぱり面倒なのだ。まず、どのくらい続いたら通報するかで迷う。プロバイダによって、通報用の窓口を公開しているケースと、そうでないケースとがあり、専用窓口のない場合は、どこ宛てにメールを送るかで、また迷う。
モノグサな私は、いっそのことウイルス対策ソフトが、ウイルスメールを検出したら自動で送信元のプロバイダに通報してくれれば良いのに、と思っていたりする。もっとも、それはそれで、プロバイダの窓口アドレスへのメールボムになってしまいかねないのだが。
*1 「律儀なウイルスメール」2005年1月28日
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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