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PC-98用キーボードでWindows XPを使う
2006年9月1日
これまで何度か書いたことがあるように(*1)、私は未だにPC-98シリーズのマシンをメイン機として、日常的に使い続けている。もはやPC-98シリーズ、と言っても何のことか分からない人も多いかと思うが、9年ほど前まで、日本の市場で高いシェアを占めていた独自規格のパソコンだ。末期は主にWindowsで利用されていたのだが、ハードウェア自体が独自規格なので、他の一般のPC用とは別に、PC-98シリーズ専用のWindowsが必要だった。
そのPC-98シリーズは、1997年秋に事実上の終息宣言が出されたものの、Windows98とWindows2000までは専用のものが提供された。つまりWindows
XPは存在しないのだが、最近私は、PC-98を介してWindows XPを使っている。種を明かせば、この「介して」という言葉でお分かりの通り、Windows
XP Professionalが稼動しているマシンに、PC-98からリモートデスクトップ接続をしているに過ぎない。
なぜそんな迂遠なことをしているかと言えば、それによって、私が使い慣れたPC-98用のAS keyboard(アスキーボード)というキーボードでWindows
XPマシンを操作できるからだ。実のところ、当のWindows XPマシンは、同じ室内の、すぐに手の届くところにあり、前にも述べたように(*2)、そちらにもそれなりにこだわって選んだキーボードを接続してあるのだが、両方を併用する場面になると、マシンが代わるたびに微妙に違う配列に、いちいち感覚を調整しなければならない。そこで、リモートデスクトップ接続を利用することによって、キーボードを1種類にしたのだ。
実を言えば、クライアント側に使っているPC-98自体と、そのLANボードの性能が低いせいで、画像が絡むと辛い。私の仕事の大半がテキストをいじることだから成り立っているだけだ。この話を友人にしたところ「ツッコミどころが多過ぎて、どこから突っ込めばいいのか…」と複雑な顔をされた。ただ、この使い方は一般に応用が利く。その話は次回に。
*1「マシンがイカレてさあ大変」2006年2月7日掲載
*2「テンキーがないだけのキーボード」2005年3月23日掲載
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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