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旧平成電電のサービスが終了へ
2006年8月29日
1年と少し前に実家の私の部屋でADSLを契約したのだが、それが平成電電のサービスだったという話は、このコラムでも2度(*1、*2)書いたことがある。平成電電は昨年10月に民事再生手続きを申請したものの、今年4月にスポンサー企業の支援打ち切りが決定し、事業清算に向かっていた。そして6月には、日本テレコムにすべての事業が譲渡された。
先日その日本テレコムから、旧平成電電のADSLサービス「電光石火」が10月いっぱいで終了するという案内が来た。私の場合、電話回線はNTT契約だったのでADSLについての案内だけが来たのだが、旧平成電電の直収電話サービス「CHOKKA」も同時に終了するようだ。
早くも、という気はするものの、これらサービスの停止自体は、いずれ来るものと思っていたので、特に驚くには値しないだろう。平たく言ってしまえば、儲かる事業形態になっていたならば、そもそも旧平成電電の経営が破綻するわけもないのだから。一方で日本テレコムには直収電話サービス「おとくライン」があり、またグループ企業にはADSLサービス「Yahoo!
BB」がある。わざわざ利益の出ない旧事業形態で継続する必然性はない。
むしろ個人的に驚いたのは、もはやRBB TODAYを含むIT系のWeb媒体ですら、この件をニュースとして報じていないことなのだが、契約者向けに案内はしても、積極的にニュースリリースを出さなければこんなものだろうか。
さて話を戻して、サービス終了に伴って「電光石火」の既存ユーザーには代替サービスとして「Yahoo! BB」が特別価格で提供されるという案内が来た。それは確かに内容に比べて特別な価格なのだが、ただ私の利用していたのが「風神ライト東京」という年間1万円余りの格安サービスだったので、月あたり費用の絶対額は上がる。めったに使わない回線だけに、移行しようかどうか、かなり迷っている。なお、年間契約で先払いしていた旧サービスの費用は月割りで返還されるそうだ。
*1 「私事ながら実家にADSLを引いた話」(2005年6月14日掲載)
*2 「清算に向かう企業の顧客として」(2006年5月16日掲載)
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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