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世の中に満ちている不思議な仕様
2006年6月27日
世の中で稼動しているさまざまなシステムには、いろいろと不思議な仕様がある。きっと作った側の人にとっては、あれこれと言い分があるだろうと思う。事情を知っている人ならば、そうした仕様もやむを得ないと納得できるのかも知れない。だが、一般ユーザーから見ると、ただ不思議と言うほかはない。
私が最近、不思議に思っているのは、FOMAのSMSでの送達通知についてだ。知っている人にとっては今さら言うことではないのかも知れないが、私がFOMAを使うようになったのがここ数箇月のことで、SMS機能は使うようになって1箇月ほどなので、ご容赦願いたい。
FOMAにはSMS(ショートメッセージサービス)というものがあり、FOMA端末宛てに、電話番号を指定して文字メッセージを送信できる。こうした機能は携帯電話の種類に応じてそれぞれ提供されていることと思うが、FOMAのSMSの場合、送信時に送達通知を要求できる。送信したメッセージが相手のFOMA端末に届けられた時、またはメッセージ預かり期間を超えたために届けられなかった際に、その通知が自分のFOMA端末に届けられるというものだ。
説明が長くなったが、やっと本題である。私が不思議なのは、その送達通知のタイムスタンプが、メッセージが相手に届いた時間ではなく、こちらが送った時間になっていることだ。しかも、送達通知の本文にも「2006/06/26
06:26 にメッセージを受け付けました」といった文が織り込まれているのに、だ。
送達通知なのだから「相手に届いたかどうか」だけが分かれば、仕様として不足ではない。だが、どうせならそれが「いつ」届いたかも知りたいと思うのは、不自然ではないだろう。受け付け(=送信)時間は本文に入っているのだから、送達通知のタイムスタンプで同じ情報を重ねるよりは、相手に着信した時間を入れてくれた方が便利ではないだろうか。
相変わらず私はこういう些事がいちいち気になる。でも不思議に思うのだから仕方ない。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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