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ネット通販を利用する時の悪い癖
2006年5月23日
かつてはネットでの通信販売に慎重だった私だが、最近はすっかり積極利用派になってしまっている。慎重だった理由は主としてクレジットカード決済への不安だったのだが、その話は前に書いた(*1)ので、繰り返さない。
積極利用派になっている理由の方は、いくつかある。何と言っても出歩かずに済むので楽だ。もちろんネットでの買い物、ないし通販そのものに適している商品とそうでないものはあると思うが、私が主に利用するのはPC系を中心とした電気製品類と、書籍だ。どこで買っても製品の質に違いはないし、流通過程や店舗での在庫の扱い方によって劣化したりすることもほとんどない。対照的に、私が好きな日本酒はナマモノに近い面があり、蔵元からの直接販売や、よほど信用できる店からでないと、通販での購入はややためらう。
もう1つは、価格比較がしやすいことだ。ある製品が安いか高いかは、自分がそれだけの金額を支払う価値があると思うかどうかで決めれば良い、と言い切れれば格好は良いのだが、もし購入した後に、より安く買える店があったと知れば、ちょっと悔しくなったりするものだろう。価格比較サイトなどを見て、何が何でも最安値の店で買いたいという人もいるかも知れないが、私の場合は、自分が利用したことのある店の中で、最安値から大きく離れていないところから買うことが多い。
ただ通販では、送料がかかる。大した金額ではないが、小物などではせっかく安くなっている分が送料で帳消し、ということもある。大型店舗まで電車に乗って出かけて行くことを思えば、交通費と大差ないし、出かける時間が節約できるだけむしろ得、と思える場合は通販を利用する。また、これは私の悪い癖で、特に小物だと、そういう時につい複数買ってしまう。知り合いで欲しい人に譲れば1個あたりの送料上乗せ分が減る、と考えてしまうのだが、実際は物置の肥やしを増やしているだけだ。私はそれを予備と呼んでいるが。
*1 「ネット通販でのカード払いは怖いか」
(2005年8月16日掲載)
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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