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一読者としてうれしい話
2006年4月14日
どういうわけだかRBB TODAYには記事が載っていないのだが、どうもニュースリリースが来ていないらしい。という話は脇に置くとして、双葉社が4月28日から、Web閲覧型の月刊コミック誌『COMIC
SEED!』を新創刊するという。ここで創刊という語に「新」をつけるのはオカシイ、と気づいた人は鋭い。実はちょっと訳アリなのだ。
実はCOMIC SEED!は、2002年9月にぺんぎん書房という会社から創刊され、数年にわたって堅調に続いていたものだ。しかし2005年秋にぺんぎん書房自体が会社清算してしまい、同誌も休刊となっていた。それを今回、双葉社が誌名を継承する形で、また同社ならではのWeb媒体での広告モデルを加えて新たに刊行することになったのだという。だから復刊のようでもあるが創刊でもあるというわけだ。
私は確か、2002年の末頃に旧COMIC SEED!の存在を知って、以来ほぼ毎号読んでいた。当初は専用のアプリケーションが必要だったが、途中からWebブラウザからも読めるようになった。普段はあまりまんがを熱心に読むわけではない私だが、だからこそむしろ、思いついた時にネットで見られる手軽さが良かった。失礼ながら、あまり他のコミック誌では見かけないまんが家が多かったし、連載が説明なく途絶えたままになってしまった作品もあったが、実験的な雰囲気の感じられる作品もあったりと、なかなかおもしろかった。
今回の新創刊に当たっては、旧COMIC SEED!でも利用していたサピエンスによるコミック閲覧システムが引き続き採用されるほか、旧COMIC SEED!の作家陣の大半が引き継がれるという。地味ながら良い試みであっただけに、再び日の目を見たことは一読者としてもうれしい。とりあえず私は、きづきあきらさんの『ヨイコノミライ!』の続きが読みたい。
新しいCOMIC SEED!は4月28日創刊だが、すでに創刊準備号が先月末からWebで見られるようになっているので、興味のある方はぜひ。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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