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大きく重かった17型CRT
2006年3月24日
まったくの私事で大変恐縮なのだが、私が常用していたディスプレイが壊れてしまった。原則として機械類は壊れるまで使う私のこと、17型の円筒曲面タイプのCRT(ブラウン管)ディスプレイというあたりで、大体どれくらいの年代物かは察していただけることと思う。機器としての寿命を全うしたと言って良い。
そんなわけで今は、予備として捨てずにおいた14型の、これまた円筒曲面タイプのCRTにとりあえず繋ぎ換えて、ちょっと手狭に感じられるようになったXGA(1024×768ドット)の画面で原稿を書いている。後釜にはそろそろUXGA(1600×1200ドット)かなあと思っていたのだが、このところメイド喫茶だのアイドルの公演だのと遊び過ぎて金欠気味なもので、今ではすっかり安くなった17型SXGA(1280×1024ドット)の液晶ディスプレイにしておいた。
それにしても、壊れた17型CRTを机から下ろした時、改めてその大きさと重さに驚かされた。普段机の上に置いている時は、専ら正面を見ているわけで、奥行きの大きさはさほど意識しない。と言うよりもともと、奥行きを意識しないで使えるように、机の配置まで工夫してあったのだった。まして、そんなものを持ち上げて移動するのはごく稀だから、17型CRTがいかに大きく、重いものであったかを、すっかり忘れてしまっていたのだった。
考えてみれば、一時期はパソコンユーザーの少なからぬ割合の人が、このサイズと重量のものを机の上に載せていたのだ。何という机の面積の無駄、そして設置に要する体力の無駄だったのか、とつい思ってしまうのだが、それは今だから言える話に過ぎない。当時はそれでも、広い画面で作業ができることの快適さに比べれば、苦にはならなかったのだ。
余談だが、たった1台を机から下ろして隣の部屋に運んだだけで、ちょっと腰が痛くなってしまい、自分の体力の衰えにも愕然とした。かつては17型CRTばかりを何台も運んで、製品比較記事を書いたりもしていたのだが。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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