|
日常の中の些細な気持ち悪さ
2006年3月14日
どうでも良いことなのかも知れないが、携帯電話を使っていて気になったことがある。たまたま私が使った2台がこうだったというだけで、どれほど一般性のある話なのかは分からない。ただ、メーカーもキャリアも違う、それほど古くもない2機種で同じような振る舞いだったので、書いてみたくなったのだ。
私は今、2台の携帯電話を持っているのだが、どちらもminiSDカードを使える。本体にもある程度のメモリがあり、そこに保存されているメールや写真をminiSDカードにバックアップできる。問題はその時の処理の仕方だ。バックアップ先でのファイル名はアルファベットと数字を組み合わせたものが自動的に割り振られるのだが、この数字に、最新のものから若い番号を割り当てていくようなのだ。私にとっては、これが大変に気持ち悪い。
たとえば、話を簡単にするために、1回につきデータ3つずつをバックアップしていくと考えよう。すると、最初のバックアップでは新しい方から1、2、3と番号が振られる。2度目は4、5、6となる。ところが以上6つのデータを古い方から並べ直すと3、2、1、6、5、4というバラバラな羅列になってしまう。そして毎回のバックアップでのデータの個数が違えば、なおさら訳のわからない並びになる。
これがもし、日付の古いものから順に若い番号を振るようになっていれば、いくつずつバックアップしようとも1、2、3、4、5、6ときれいに並ぶはずなのだ。プログラムを組む上でも、携帯電話内のプロセッサが処理を実行する上でも、そんなに大きな違いがあるとは思えないのに、どうしてこういう気持ち悪い仕様になっているのか、私には不思議で仕方がない。実際にちょっとでも使ってみれば、すぐに気づくはずのことではないか。それとも日々の増分だけを追加でバックアップするような使い方が、一般的ではないのだろうか。または私の考えが浅はかで、このような処理の仕方に深遠な合理性があるのだろうか。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
●小笠原陽介 一覧へ●
●ご意見・ご感想をお寄せ下さい●
|