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無線LANがおもしろくなりそうだ
2005年8月2日
秋から無線LANがおもしろくなって来そうだ。これまでの無線LANサービスは飲食店舗や駅、空港といったスポットごとのサービス展開だったが、街中を「面」的にカバーするようなサービスが、それも複数始まるという。
各社がスポット型の公衆無線LANサービスを始めて3年ほど経つ。当初はずいぶんわくわくしたものだが、私の場合、実際にはあまり使わなかった。それは私の仕事の仕方や生活スタイルのせいであって、友人の中にはヘビーユーザーもいる。日頃の立ち回り先が決まっていて、その動線に近い店舗を把握していれば便利に使えよう。が、行きつけない場所で不意に使いたくなった時に、対応店舗を探すのは意外に面倒なものだ。ほどなくして、携帯電話から近隣のスポットを検索できるサービスも現れたが、住所などの情報だけから店舗にたどり着くのは、なかなか難渋する。
とは言え、街中タイプなら問題ないかというと、そうでもなさそうだ。かなりのことが携帯電話でできてしまう昨今、あえて公衆無線LANを使う場合は、やはりPCとの組み合わせになるだろう。そうすると、街角で立ち止まって使うわけにもいかず、やはり飲食店舗などで腰を落ち着けて使いたい。そうすると街中タイプのサービスは、オープンカフェか、窓際の席でないと使えないかも知れない。あるいはまた、移動中のタクシーの中で使えるようなハンドオーバーもされるのかどうか。
いやしかし、スポットタイプのサービスと街中タイプとが合従連衡でローミングすれば…とか、PDA機能付きのIPモバイル電話が普及すると…とか、携帯電話と無線LANでハンドオーバーが可能な端末が出たら…とか、いつまでも11b/gではないだろうし…などなど、これから実現されていくであろうさまざまな製品やサービスに思いをはせると、やはりわくわくして来る。多くのユーザーが実際に使うようになれば、事態はそれなりに進むだろう。まずはサービス開始を楽しみに待ちたい。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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