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フレッツ・ADSLタイプ2の値下げを
2005年3月1日
1月から加入電話回線の基本料金が値下げされ、また3月からは加入時の施設設置負担金が引き下げられるのに合わせて、加入電話・ライトプランでの上乗せ額も小さくなる。施設設置負担金については思うところもあるが、月々の支払いが安くなる点は歓迎したい。だが、実はこの結果として、フレッツ・ADSLのタイプ2は相対的に割高になっているのだ。
もともとADSLは、通話用の加入電話回線が先にあることが前提で、そのうちの通話には使わない高周波帯域をネット接続のためのデジタル通信に使う仕組みだ。だが、ADSLだけで良いという人のために、タイプ2と言われる、ADSL専用の回線も用意されている。
タイプ2は通話こそできないものの、メタル線を1本引っ張っている点では、タイプ1と全く変わりがない。施設設置負担金は必要ないので、結局、タイプ1での基本料金とライトプラン加算額に相当する分が、タイプ2ではすべてフレッツ・ADSL利用料金に入っていると考えれば良い。もっとも、通話ができない分だけ、加入電話・ライトプランとタイプ1の合計よりはいくらか安くなる、というのが妥当な設定と言えるだろう。そして、実際にそうなっていたのだ。これまでは。
だが、今回の一連の値下げで、そのバランスは微妙なものになってしまっている。住宅用加入電話(3級局)と比較した場合、NTT東日本の8Mbps以上では、加入電話・ライトプランとタイプ1の組み合わせの方が、タイプ2より安くなってしまう。マイラインプラスとのセット割り引きを適用しても、モアII以上ではタイプ2の方が高い(モデムレンタル代は別とする)。NTT西日本でも各種の割り引きを適用する前にはモア24以上で逆転が生じる。
事務用加入電話と比較すれば引き続きメリットはあるが、住宅用でタイプ2のユーザーには、たとえ逆転していなくとも、機能差があって価格差がほとんどないのでは割高と言える。タイプ2も値下げして欲しいところだ。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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