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はじめのご挨拶
2005年1月25日
今回から週2回程度、コラムを書かせていただくことになった。インターネットやPC、デジタル機器に関わりながら日々を暮らしている中で、ふと見つけた小さなことや、浮かんでは消えていく思いつきを、短いコラムの形で書き止めてみようというものだ。
私はフリーライター兼、自称コラムニストで、PCやインターネットについての雑誌ならびにWeb媒体でのレビュー記事や製品テスト記事などを中心に、たまにIT絡みのビジネス系やサイエンス系の記事も書く、といった仕事をしている。コラムやエッセイも書きたいのだが、その機会は少ない。PC雑誌などでは有名人が顔見せで書くのでもない限り、読者の評価が低いからだ。もっとも私の場合は、読者を置き去りにするようなシロモノばかり書いていたので、自業自得でもあるが。
インターネットやPC、デジタル機器といったものを日々見つめ、使いながら生きていると、いろいろ気が付くことがある。その多くはごく些細なことで、おそらくは多くの人が「ちょっと不便だな」とか「ちょっと変だな」と思っていながら、通り過ぎてしまっているのだろう。私としても、コラムの題材として小さ過ぎるネタは使えないし、また十分に煮詰められなければ、書かずに終わってしまうことが大半だった。
しかし、咽喉に引っかかった小骨のように、靴の中に入った小石のように、確かにそこにある違和感を、やはり何らかの形で言葉にしておくべきではないか。そういう思いから、このようなコラム連載を始めることとなった。連載の「浅慮も言っとく」というタイトル通り、まだ考察を深めていないことでも、とりあえず言っておく、という姿勢で進めていきたいと思っている。千慮の一得というよりは、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、に近いかも知れないが、多くの短いコラムを書き連ねる中に、砂金の粒でも混じっていれば、というつもりだ。よろしくお付き合いのほどを。
■著者略歴
小笠原 陽介 (おがさわら ようすけ)
理系のココロを文系のコトバで語るフリーライター兼コラムニスト、時々ジャーナリスト。ITによる人間と社会の変容に問題関心を持ち、独特の視点から発言を続ける。
主な著書:『PC-98パワーアップ道場』1998,ソフトバンク
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