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米光一成&荻原貴明「ゲームデザイン研究所」
第8回:RPGの作り方 第1回目
2006年12月26日
米光:
「ゲームデザイン研究所」、RPG編に突入しようと思うんですよ。
荻原:
えええ! 1回でRPGを作るのは、ちょっと量的に……。
米光:
「第二部」ってことにして、数回にわけて作るってどうですか?
荻原:
「第二部」!
米光:
前回で第一部が完結したんですよ。
荻原:
いつの間に!
米光:
いつの間にか!
荻原:
でも、数回にわけて作るってのはいいですね。
米光:
何回ぐらいかな? 6回ぐらい?
荻原:
そうですね。毎月連載として半年。
米光:
とはいえ、ずーっとこれにかかわってるわけじゃないから。
荻原:
実質の日数はぜんぜん少ないんだけど。
米光:
まぁ、今までのミニゲームの規模より6倍ぐらいの期間がさけられるというイメージで。
荻原:
そうですね。それぐらいのイメージで。
【RPGを作るときにまずやるべきこと】
どれぐらいの規模のものを作るのか?
ゲームの規模のイメージをメンバーでそろえよう。
それぞれが、ばらばらの規模を想定していると、途中でちぐはぐなことになる。
もしあなたが初めてRPGを作るなら、あまり大きな規模を想定しないこと。
大きい規模のものが作りたい場合は、いきなり巨大な全体を作るのではなく、全体の一部を取り出して、その一部を作品としてひとまず完成させることを目標としてみよう。
それが完成して、さらに次の大きさを目指すほうが着実に進行できるはずだ。
米光:
どういったタイプにする?
荻原:
ダンジョンタイプのものか、トップビューで街とかもあるタイプか。あんまり普通のRPGだと、つまらないですよね。
米光:
そうだよねー。とは言っても、「ゲームデザイン研究所」での連載という性格上、あんまり土台からトリッキーなRPGになるのも……。
荻原:
そうか。サンプルとしては、オーソドックスな基礎があったほうがいいんですよね。
米光:
オーソドックスなタイプだけど、でもちょっとしたヒネリもある、ってぐらいかな。
荻原:
設定が、古典的王道ファンタジーじゃないほうがいいのかな?
米光:
「ドラゴンクエスト」タイプじゃなく。
荻原:
「マザー」とか「メタルマックス2」とか。
米光:
モンスター、魔法、勇者、ドラゴンじゃない世界観。
荻原:
何がいいかな。
米光:
妖怪とかは?
荻原:
日本の妖怪?
米光:
うん。うーん。うーん。敵が全部、人間ってのは?
荻原:
人間?
米光:
主人公が人間じゃなくて、なんか、えーと、猫とか。自然を破壊する人間を倒せ、みたいな、うーん。つまんないな(笑)
荻原:
現代が舞台って手もあるよね?
えんえんとあれこれ世界観を考えるが、省略。
米光:
うーん、だんだん、たんにストレンジなだけになってきたなぁ。ストレンジなものを目指すんじゃなくて、フレッシュなものを目指したほうがいいよね。
荻原:
オーソドックスな世界でもいいのかな。
米光:
モンスターとか募集するって手もあるね。
荻原:
それいい! 読んでる人が参加してくれるのっていい! モンスターそろえるの大変だしね。
米光:
だとすると、設定は王道ファンタジー世界のほうが募集しやすいかな。
荻原:
変わった世界観だと、バラバラになっちゃうかもね。
米光:
募集すると、戦闘はコマンド方式?
荻原:
そうかも。ドラゴンクエストタイプの戦闘で。
米光:
モンスター絵がドンとかさなるタイプ。
荻原:
最大の大きさを決めて、
米光:
募集する。
荻原:
楽しそう。
米光:
街があるかどうか?
荻原:
街で話を聞くのか?
米光:
話を聞く人がいるのか?
荻原:
聞きながら外の世界を進むのか、ダンジョンにもぐっていくのか、大きくわけると、その2つかな?
米光:
ダンジョンタイプにすると、人いらない?
荻原:
あんまりいない感じだよね。
米光:
そうするとシステム部分に重点がいって、そのあたりのプログラムが大変だったり調整とか大変じゃない?
荻原:
うーん、そうかも。
米光:
もちろん街があるタイプもたいへんだけど、分担して作業できそうな気がする。セリフとか展開とかは、ぼくが担当できるから。
荻原:
街があるタイプでシンプルな作りにして。
米光:
街の人も、まぁ、つったってるぐらいで。アイテムも、持てる数になると、もう持てないぐらいで、持ち替えとかいろいろ省略して。
荻原:
意外と、そのあたり細かく作ると大変だから。
米光:
捨てるところは捨てて、ちゃんと作るところは作るという方針で。
荻原:
どこを、おもしろさのポイントにするか、ってのが問題ですよね。
米光:
そうだねー。舞台は……。
荻原:
小さな島とか。
米光:
いいね。ほんとに小さな島で。2時間ぐらいで終わるのでもいいか。
荻原:
あぁ、それぐらいっていい感じ。
米光:
WEBで無料で気楽に遊ぶ感じで。
荻原:
日曜日、外で遊んで帰っきて、夕方からはじめたら、夜には終わってるぐらいで。
米光:
あ、凄いこと思いついた!
荻原:
なんですか? なんですか?
【RPGを作るときにまずやるべきこと2】
まずは、以下の大きな枠を決めていこう。
どういったタイプのものか。
基本システムはどうなっているのか。
おもしろさのポイントは何か。
総プレイ時間はどれぐらいか。
舞台の中心はどのようなところか。
世界設定の大枠はどのようなものか。
登場するのはどんなキャラクターか。
制作の役割分担。
制作期間と制作行程。
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