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米光一成&荻原貴明「ゲームデザイン研究所」
第4回:インタラクティブの楽しさって何?
2006年6月30日
インタラクティブって何?
インタラクティブって何だろうか?
interactive:inter(相互に)+active(活動的な)
双方向の、相互に作用する、対話形式の
というような意味だと書かれている。
何かの本に、インタラクティブとはスイッチである、と書いてあった。
これは、わかりやすい。
ピープルの「いたずら1歳やりたい放題」
というオモチャには、たくさんのスイッチがついている。
・電気のスイッチ
・掃除機スイッチ
・ドアピンポン
・携帯電話
などなど。
「あぁあぁ、そこ触っちゃだめ!」ってモノを詰め込んだオモチャだ。こんなオモチャが出るほどに、こどもは、スイッチが大好き。
押すと、音が出る。押すと、何かが動く。押すと、明るくなったり暗くなったりする。
自分の行動で、何かリアクションが返ってくる。
こちらが何かをすると、相手から何か返ってくる。
友達に「おはよう」と言う。
「おはよう」と友達が返してくれる。
リアクションが返ってくる楽しさ。
その気持ちよさ。
それは根源的な楽しさだ。
スイッチを押す。灯りがつく。
もう一度押すと、真っ暗になる。
■スイッチ
ゲームにおけるインタラクティブの楽しさも、リアクションが持つ根源的な楽しさから生まれている。
何かをする。何か反応が返ってくる。
その楽しさを忘れてしまうと、ゲームデザインはできない。
ゲーム制作で気をつけるべきポイントその6
インタラクティブの楽しさ:プレイヤーが行ったことに反応を返す。その根源的な楽しさを忘れるな。
リアクションの楽しさをゲームに
こちらが何かをすると、何かが返ってくる。
リアクションの楽しさ。
これをもう少し、ゲーム的なアクションにしてみよう。
左の矢印キーを押すと、左を向いて、右の矢印キーを押すと、右を向く。
■左右を向く
(上の画像をクリック後に左右キーを押してください)
反応をもっとダイナミックにしてみる。
■移動する
(上の画像をクリック後に左右キーを押してください)
ずっと同じ方向の矢印キーを押していると、キャラクターが画面外に出てしまう。
画面外に出てしまうと、プレイヤーからキャラクターが見えなくなる。
プログラム的には、押している間、ずっと座標計算が行われている。つまり、画面の外で、キャラはどんどん移動しているのだ。
だから、また逆方向の矢印キーをしばらく押していると、キャラクターがもどってくる。
画面外にキャラクターが出てしまうと、プレイヤーは不安になる。反応が見えないから。
反応が見えないと、反応が返ってきていないように思える。キーを押しても、画面の変化がない。これが続いてしまうと退屈だ。
ゲーム制作で気をつけるべきポイントその7
変化がない状態が続くとリアクションの楽しさは減ってくる。リアクションの楽しさを生み出すためには、テンポ良くプレイヤーに反応を返そう。
もちろんプレイヤーに返す反応は、ちゃんとプレイヤーに伝わるように明確に伝えることが基本だ。
これは、
第3回
の「ゲーム制作で気をつけるべきポイントその5」に記した。
ゲーム制作で気をつけるべきポイントその5
チャレンジの結果の明示:プレイヤーのチャレンジした結果を明確に伝えること。
(→
第3回
)
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