Slash Games
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― しかし、可愛いアバターと衣装アイテム、シンプルな操作性を持つカジュアルゲームは他社さんでも、数多くサービスされてますよね? ゲームに不慣れな女性向けと言いながらもふたを開けてみたら、男性ユーザのほうが圧倒的だった……というのは珍しくないわけですが、ダンシングパラダイスはどこで差別化していくつもりなんでしょう。

島嵜:ダンシングパラダイスでは音楽の部分に、特に力を入れています。具体的には国内大手レーベルと交渉して、誰もが耳にするようなメジャーな音楽を提供していただくという形です。自分が普段聞いている大好きな曲、テレビCMなどで認知度の高い音楽がゲーム内で聴きながら遊べてしまう、というのは他タイトルとは大きく違う部分です。


― ちなみにどこのレーベルというのは……?

島嵜:それはごめんなさい、現時点ではまだ交渉中ですので申し上げられませんが、本当に誰もが知っている大物アーティストを抱えているようなレーベルさんとも交渉しています。単なる楽曲提供にとどまらない、アーティストとのタイアップなども視野に入れていますので、女性ユーザの興味は高いと思います。

― 実現すれば確かにかなり強力な武器ですね。いつ頃そのレーベルに関しては発表できそうでしょうか。

島嵜:秋口、正式サービス開始までには発表できる方向で進めております。


― 島嵜さんも自らおっしゃったとおり、15歳〜22歳の女性層となるとむしろ携帯電話機で手軽にダウンロードできるゲームや、携帯ゲーム機のほうがまだ身近な存在だと思われるのですが。音楽以外の部分で何か特別な工夫はされてるんですか? あるいは、ティーン向けの雑誌など媒体を絞り込んだ広告などが予想できますが?

島嵜:そうですね、一番のライバルは携帯ゲームでしょう。なので、ダンシングパラダイスではコミュニティ性、コミュニティ機能の部分を強化していくつもりです。まずは公式サイトですが、とにかくシンプルに、初めてゲームのサイトを訪れる人でも欲しい情報がすぐ探せるよう、メニューの項目をだいぶ絞りました。

 コミュニティという部分では、ダンシングパラダイスのIDがないと入れない、いわゆる掲示板機能に加えて、ゲーム中に記録した動画をみんなに公開できるリプレイ機能があります。これだけだと、どこのゲームサイトにもありがちですが、より深いコミュニケーションをユーザ同士が取れるよう、書き込みしたユーザの簡単なプロフィールがすぐに見られるんです。mixiに代表されるようなSNSのを意識したシステム、と言っていいのかな。




 「プロモーション自体は、とにかく驚いてもらえるはずです」
 

― プロモーション、広告展開についてはどうでしょう。何かすごい奇策とかあるんですか?

島嵜:ええ、実は今までにない、どこもやったことがないような面白いプロモーションを企画して、進めているんですよ。近々それに関してもリリースを発表できますから、その日をお待ちください(笑)

― 今までにないプロモーションですか! ぜひ詳しく知りたいですが、ここでは秘密ですよね(笑)。アバタのファッションも重視してることを考えると、有名モデルがゲーム内に登場したり、ブランドの衣装をそのままアバタアイテムとして実装する、といったアイディアなんでしょうか。

島嵜:もちろん、そういったことは企画としては出ていますし、出来れば積極的に進めていきますが、プロモーション自体は、とにかく驚いてもらえるはずです。

― うーん、教えていただけそうにないですね、残念。では、正式サービスを含めた、今後のスケジュールについてお聞かせください。

島嵜:オープンβテストは既にお伝えしてあるとおり、9月7日で決定です。正式サービスですが、2週間〜1ヶ月以内にはスタートさせたいと思っています。あとは、あくまで予定というか、正式サービス後に安定したらとしか言えませんが、「BEAT UP!」という新しいゲームモードが導入されます。韓国では先月導入したばかりで、スキルノートが流れるタイミングに合わせてキーを押す、従来の音ゲーと同じタイプの遊び方ですね。


― そろそろお時間ということで、会員数と同時接続者数の目標を教えていただけますか。


島嵜:目標値ですか。会員数はお答えできないのですが、同時接続については1万人を目指しています。まぁ、こう言ってしまうと会員数の目標も分かってしまうと思いますが(笑)


― 本日はありがとうございました。


 インタビューを終えて
 

 既に一部ユーザにとっては周知の事実だろうが、このダンシングパラダイスはSeedCが「Ryzme」の名前でサービスし、2006年6月20日で運営を終了したいたダンスゲームの国内運営権利を、ネクソンジャパンが新たに獲得したもの。いわば心機一転、再出発となるわけである。お洒落アイテムにダンス、さらにオリジナル曲とは別に大手レーベルの楽曲が提供されるとなれば、確かにPCゲームを積極的にプレイするとは言いがたい女性ユーザ層に対してもアピール度は十分高い。

 個人的には、"今までにない"プロモーションという話が実に気になっている。日常的にゲームの公式サイトやゲーム情報媒体をチェックしない、15歳〜22歳の、いわゆる普通の女の子をどう取り込んでいくつもりなのか? 既存タイトルの単なる焼き直しではなく、古参ユーザの復帰と新規ユーザの開拓を一からやり直して、無事成功に導けるのか。今からその手腕が楽しみでならない。


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